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競泳・瀬戸大也「まだまだ最前線で」「夏は任せてください!」ラストチャンスの200m個メでパリ五輪切符つかむ

2024年3月23日 21:22
競泳・瀬戸大也「まだまだ最前線で」「夏は任せてください!」ラストチャンスの200m個メでパリ五輪切符つかむ
200m個人メドレーでパリ五輪内定をつかんだ瀬戸大也選手(写真:松尾/アフロスポーツ)
競泳パリ五輪代表選考会(23日、東京アクアティクスセンター)

競泳の瀬戸大也選手が200m個人メドレーで1分56秒87で優勝。パリ五輪派遣標準記録(1分57秒51)を突破し、代表内定を決めました。

この大会は、400m個人メドレーと200mバタフライで代表内定を逃し、パリへの道へ窮地に立たされた瀬戸選手。ラストチャンスでパリへの切符をつかみました。

レース直後には「素直に応援どうもありがとうございました」と切り出し、「最後の最後まで待ってくださって、400m(個人メドレー)でこけてしまってちょっとまずいなと思ったんですけど、練習はしていましたし、やることはやっていた。ただオリンピックに向けての通過点でなかなか思うようにしっかりと決められなかった。でもここは絶対に通過しなきゃいけないので、夏は任せてください。よろしくお願いします」と笑顔を見せました。

レース前の重圧について問われると「プレッシャーはもうない。競泳という種目を本当に小さいころからずっとやってきて、自分の土俵なので、自分の思い描くレースをするだけ、集中するだけなので、本当に夏は得意なので任せてほしい」ともう一度力強く話しました。

現在のコンディションについては、「泳ぐ度によくなってきて、環境も年明けからオーストラリアに移って、落ち着いて自分のキャリアもありますし、自分を信じて最後やれることをやって、しっかり1分56秒台で泳げた」と充実した様子で話し、「3月はこのくらいのタイムで勘弁してほしいです」とはにかみました。

若手の台頭にも「自分の大好きな個人メドレーで、若手の選手が伸びてきているのはすごく自分もうれしい」と先輩の余裕を見せ、「(萩野)公介と一緒に戦ってきた種目なので、僕が現役なので引っ張って行ってうまく後輩たちに引き継いでいきたいと思うので、まだまだ最前線で戦いたいなと思います。(先頭は)譲れないですね。でもうかうかしていられないです、頑張ります」と力を込めました。