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高木菜那はマススタート準決勝でも転倒 長野銅メダル岡崎朋美さん「氷に嫌われた」攻めの滑りが裏目に…

2022年2月19日 22:32
高木菜那はマススタート準決勝でも転倒 長野銅メダル岡崎朋美さん「氷に嫌われた」攻めの滑りが裏目に…
スピードスケート女子マススタートの準決勝に出場した高木菜那選手 (写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
北京五輪・大会16日目(2月19日)スケート・スピードスケート・女子マススタート準決勝

前回大会、平昌五輪の金メダリストで連覇を狙う高木菜那選手でしたが準決勝でまさかの敗退。最終コーナーで転倒し、波乱のレースとなりました。

長野五輪スピードスケート・女子500m銅メダリストの岡崎朋美さんが、その高木選手の滑りを分析しました。

岡崎さんは、「マススタートのみ、インナーレーン内側のウォームアップレーンも使います。そのため他種目より急カーブとなり、遠心力が大きくかかります」と、マススタートのみが使用する内側のレーンの特徴を説明。

そして、「インコースに入りすぎた可能性がある」と分析し、「踏ん張りどころでエッジが少し抜けているように見えました。カーブがきついところで攻めすぎたのかもしれません」と続けました。

さらに「内側のレーンまでしっかり整氷車が(整備)できていたのかも確認したいポイント。リンクの少し荒れた部分を攻めてしまった可能性がある」と指摘。

「(マススタートは)16周滑りますし、筋肉の乳酸などもたまっています。そこにG(重力)がかかりすぎると、ちょっとのブレでもバランスを崩してしまうので、それでちょっと残念だなと。“氷に嫌われてしまった”という気がしますね。もったいない!」と、悔やまれるレースを振り返りました。