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新生ラグビー日本代表のプレー選択に注目 データで見る19年W杯代表のプレー傾向

2022年6月23日 17:20
新生ラグビー日本代表のプレー選択に注目 データで見る19年W杯代表のプレー傾向
ウルグアイ戦先発のスクラムハーフ齋藤直人選手(左)スタンドオフ山沢拓也選手(右)
6月25日(土)にウルグアイと対戦するラグビー日本代表。今夏を戦うメンバーには、19年W杯で主力だったリーチ マイケル選手ら以外にも、多くのニューフェイスが名を連ねました。

特にゲームをコントロールする役割を担うスクラムハーフ(SH)とスタンドオフ(SO)では、ウルグアイ戦のメンバー全員がW杯経験のない選手です。代表に選出されていた流大選手がコンディション不良で合宿を途中離脱、さらに松田力也選手がケガでメンバー外となっています。

今回のウルグアイ戦に先発出場するのは、2023年W杯での代表入りが期待される齋藤直人選手(SH)と山沢拓也選手(SO)。

齋藤選手は、日本代表で一番のスタミナの持ち主で、11年から19年3大会連続でW杯代表に選ばれた田中史朗さんも「周りが疲れていてもずっと走り続けられる。サポートしてトライを取るプレーに期待できる」とスタミナを生かしたサポートプレーについて高く評価しています。

19年W杯で主力だったSHの流選手は、80分あたり、パス74.6回、パスキャッチ49回、キック3.2回というデータを残しています。サポートプレーの多さを示す指標でもあるパスキャッチの回数をはじめとしたスタッツですが、齋藤選手がこの試合でどのような数字を残すのか注目です。

一方、SO山沢選手は、元日本代表の大西将太郎さんが「天才的なひらめきとキックスキルの持ち主」と評価する通り、独創的なプレーが魅力です。19年W杯で主力だった田村優選手は、80分あたり、パス25.6回、キック7.5回、ボールキャリー2.7回というデータを残しています。リーグワンでも会場をわかせるプレーを何度も見せた山沢選手が、どのようなプレーを選択するのかにも注目です。

19年W杯との戦い方の変化にも注目のウルグアイ戦は、6月25日(土)午後3時 ミクニワールドスタジアム北九州(福岡県)でキックオフです。(データ協力:データスタジアム)

【6・7月 日本代表のスケジュール】
6月18日(土) ウルグアイ戦@秩父宮
6月25日(土) ウルグアイ戦@北九州
7月2日(土) フランス戦@豊田
7月9日(土) フランス戦@国立

▽以下、ウルグアイ戦の日本代表メンバー
1稲垣啓太
2坂手淳史
3木津悠輔
4ジャック・コーネルセン
5ワーナー・ディアンズ
6リーチ マイケル
7ベン・ガンター
8ファウルア・マキシ
9齋藤直人
10山沢拓也
11シオサイア・フィフィタ
12梶村祐介
13ディラン・ライリー
14ゲラード・ファンデンヒーファー
15野口竜司
16堀江翔太
17森川由起乙
18ヴァル アサエリ愛
19サナイラ・ワクァ
20古川聖人
21中嶋大希
22李承信
23中野将伍