◇MLB アスレチックス11―10エンゼルス（日本時間25日、エンゼル・スタジアム）

アスレチックスはケン・ウォルディチャック投手が先発。3回には大谷翔平選手を遊ゴロに抑えるなど、5回まで2失点。7対2と5点のリードでこの時点で勝利投手の権利を得ます。

しかし6回、大谷選手の2塁打などで無死二・三塁のピンチを招くと、4番レンドン選手に2点タイムリー2塁打を打たれます。その後、マウンドを2番手のジェームス・キャプリーリアン投手に譲ります。しかし、キャプリーリアン投手もエンゼルス打線の勢いを止められず、この回アスレチックスは5失点で7対7の同点に。この時点で先発・ウォルディチャック投手の勝利投手の権利は消えました。

アスレチックスはこれで開幕から23試合連続で先発投手の勝ち星が無いという異常事態。チーム5勝はすべてリリーフ陣が勝利投手となっています。

今季から新加入の藤浪晋太郎投手は4度の先発で0勝4敗。24失点（自責点24）で防御率は14.40。他の先発陣、さらにリリーフ陣も調子は上がらず、チーム防御率はメジャー30球団最悪の7.98と投手陣崩壊の状態に陥っています。

この日、アスレチックスのマーク・コッツェイ監督は藤浪投手の中継ぎへの配置転換を発表。投手陣の再建なるか、注目されます。