柔道ウルフアロンのパリ五輪出場が崖っぷち…!?過酷な減量生活に密着
柔道ウルフアロンのパリ五輪出場が崖っぷち?過酷な減量生活に密着
日本テレビの番組「サンデーPUSHスポーツ」では、東京五輪の柔道100㎏級で金メダルを獲得した、ウルフアロン選手に密着取材しました。
ウルフアロン選手は2024年のパリ五輪で、日本人では斉藤仁さんしか達成していない重量級での五輪連覇を目指しています。
しかし、東京五輪以降、ウルフ選手に試練が訪れます。国内外の大会で結果が残せず、パリ五輪出場が崖っぷちと追い込まれました。ウルフ選手は「試合に向かう中でも、なんやかんや勝てるだろうっていう気持ちが僕の中で少しあったし、やっぱり情けない気持ちが強い」と連敗が続いた当時を振り返ります。
また、ウルフ選手の過酷な減量生活にも密着しました。「柔道家の中でも食べるほう。一般の人と比べたら軽く5倍」と話すウルフ選手。そのため、東京五輪後の休養期間には体重が過去最高の128㎏に。30㎏近く増量しました。
減量のため、練習では全13種類のサーキットトレーニングや、試合形式の激しい練習5分を12セット行います。練習後の柔道着を搾ると、大量の汗が出るほど、追い込んでいました。
さらに追い込むため、ウルフ選手がやってきたのは、神奈川県にある大根階段。100段ある階段を休憩を取らず、10本走ります。「柔道って試合の中では“待て”と“始め”の連続なので、柔道で勝ち抜くためには、いかに5秒から10秒の“待て”の間でスタミナを回復させられるか、呼吸を整えられるかが重要になってくる。ダッシュをして、帰ってくるところで息を整える運動が実戦で生きてくる」と、この練習での効果を教えてくれました。
減量中は毎日自炊するというウルフ選手のキッチンにも潜入。ウルフ選手が考案したオリジナル減量メニュー「鶏肉ときのこの鶏ガラスープリゾット」が完成すると満腹中枢を刺激するため、よく噛みながら、ゆっくりと食べていました。
そして、迎えた今年4月の全日本選抜柔道体重別選手権大会。会場には過酷な減量を乗り越えたウルフ選手の姿がありました。負ければパリ五輪出場への道が絶望的となる、大事な一戦です。しかし、初戦からウルフ選手にアクシデントが起こります。過酷な減量の影響で全身の筋肉が痙攣。それでもウルフ選手は「ここで負けたら終わりと考えていたので、自分のすべてを懸けてどんな状態でも勝たなきゃいけない」と気迫で決勝まで勝ち進みます。
決勝は延長戦に突入するほどの大接戦でしたが、最後は「技あり」で優勝。パリ五輪への道をつなぎ止めました。この優勝にウルフ選手は「優勝しなかったら五輪はもうないと考えていたので大きな1勝だった。パリ五輪の連覇というのが一番大きな目標ですが、出られるのは決まったわけじゃないので、1戦1戦自分の全てを懸けてやっていくっていうのが今の一番大きな目標」と語りました。
ウルフアロン選手は2024年のパリ五輪で、日本人では斉藤仁さんしか達成していない重量級での五輪連覇を目指しています。
しかし、東京五輪以降、ウルフ選手に試練が訪れます。国内外の大会で結果が残せず、パリ五輪出場が崖っぷちと追い込まれました。ウルフ選手は「試合に向かう中でも、なんやかんや勝てるだろうっていう気持ちが僕の中で少しあったし、やっぱり情けない気持ちが強い」と連敗が続いた当時を振り返ります。
また、ウルフ選手の過酷な減量生活にも密着しました。「柔道家の中でも食べるほう。一般の人と比べたら軽く5倍」と話すウルフ選手。そのため、東京五輪後の休養期間には体重が過去最高の128㎏に。30㎏近く増量しました。
減量のため、練習では全13種類のサーキットトレーニングや、試合形式の激しい練習5分を12セット行います。練習後の柔道着を搾ると、大量の汗が出るほど、追い込んでいました。
さらに追い込むため、ウルフ選手がやってきたのは、神奈川県にある大根階段。100段ある階段を休憩を取らず、10本走ります。「柔道って試合の中では“待て”と“始め”の連続なので、柔道で勝ち抜くためには、いかに5秒から10秒の“待て”の間でスタミナを回復させられるか、呼吸を整えられるかが重要になってくる。ダッシュをして、帰ってくるところで息を整える運動が実戦で生きてくる」と、この練習での効果を教えてくれました。
減量中は毎日自炊するというウルフ選手のキッチンにも潜入。ウルフ選手が考案したオリジナル減量メニュー「鶏肉ときのこの鶏ガラスープリゾット」が完成すると満腹中枢を刺激するため、よく噛みながら、ゆっくりと食べていました。
そして、迎えた今年4月の全日本選抜柔道体重別選手権大会。会場には過酷な減量を乗り越えたウルフ選手の姿がありました。負ければパリ五輪出場への道が絶望的となる、大事な一戦です。しかし、初戦からウルフ選手にアクシデントが起こります。過酷な減量の影響で全身の筋肉が痙攣。それでもウルフ選手は「ここで負けたら終わりと考えていたので、自分のすべてを懸けてどんな状態でも勝たなきゃいけない」と気迫で決勝まで勝ち進みます。
決勝は延長戦に突入するほどの大接戦でしたが、最後は「技あり」で優勝。パリ五輪への道をつなぎ止めました。この優勝にウルフ選手は「優勝しなかったら五輪はもうないと考えていたので大きな1勝だった。パリ五輪の連覇というのが一番大きな目標ですが、出られるのは決まったわけじゃないので、1戦1戦自分の全てを懸けてやっていくっていうのが今の一番大きな目標」と語りました。