「すごく感慨深い」田中希実 東京五輪の舞台・国立競技場で21年ぶり1マイル日本新
21年ぶりに日本記録を更新しタイマー前で記念撮影をする田中希実選手
◇第86回東京陸上競技選手権大会 ワールドチャレンジ女子1マイル(22日・国立競技場)
陸上女子1000m・1500m・3000m・5キロで日本記録を持つ田中希実選手が1マイル(約1609m)に出場し、21年ぶりとなる日本新記録を樹立しました。
田中選手はスタートから飛び出し独走。1人で淡々とリズムを刻み、後続を引き離していきます。
「最近はレースで自分の感覚と相談しながら走るということさえもできていなかったが、今日はしっかり自分の感覚と相談しながら走れた」という田中選手。
1人旅ながらペースを押し切り、21年ぶりとなる日本記録を更新しました。
東京五輪では、1500m準決勝で日本新記録をマークしたものの、五輪ということもあり、タイマー前で日本記録の記念撮影は叶わず。
この日は、日本記録「4分32秒73」のタイマー前でのフォトセッションが実現し、「五輪の時は撮れなかったので、すごく感慨深いものがあって」と笑顔を見せました。
レース後、田中選手は「今までタイムが出ていた時は、しんどいかどうかより、とにかく足を動かしてタイムにチャレンジしていくという感覚だった。今日はタイムは自分が思っていたよりは出なかったが、その感覚に近い感じで走れた」と振り返り、東京五輪ぶりの感覚だったと明かしました。
一方、課題については、「極端に言うと、日本では勝ちありきで海外では負けありきで考えてしまっている自分がいる。海外ではタイムは出るけど、勝ちにこだわることができないし、国内だと勝ちを意識しすぎてしまって、かえって萎縮していた」とコメント。
「勝ち負け関係なく、自分がどういうことしたいかを今は問いかけていくべき時期なのかなと思っている」とうなずきました。
試合を重ねながら調整していくスタイルの田中選手は、翌日23日に兵庫リレーカーニバルの1500mに出場予定。
「もう少し上のタイムを狙いたかったんですけど、明日のレースのことも考えて走って、やっぱりきつかったので、明日のレースにいいように転べばいい。しっかり今日のレースで走れたということが自分にとってはプラス」と前を向きました。
陸上女子1000m・1500m・3000m・5キロで日本記録を持つ田中希実選手が1マイル(約1609m)に出場し、21年ぶりとなる日本新記録を樹立しました。
田中選手はスタートから飛び出し独走。1人で淡々とリズムを刻み、後続を引き離していきます。
「最近はレースで自分の感覚と相談しながら走るということさえもできていなかったが、今日はしっかり自分の感覚と相談しながら走れた」という田中選手。
1人旅ながらペースを押し切り、21年ぶりとなる日本記録を更新しました。
東京五輪では、1500m準決勝で日本新記録をマークしたものの、五輪ということもあり、タイマー前で日本記録の記念撮影は叶わず。
この日は、日本記録「4分32秒73」のタイマー前でのフォトセッションが実現し、「五輪の時は撮れなかったので、すごく感慨深いものがあって」と笑顔を見せました。
レース後、田中選手は「今までタイムが出ていた時は、しんどいかどうかより、とにかく足を動かしてタイムにチャレンジしていくという感覚だった。今日はタイムは自分が思っていたよりは出なかったが、その感覚に近い感じで走れた」と振り返り、東京五輪ぶりの感覚だったと明かしました。
一方、課題については、「極端に言うと、日本では勝ちありきで海外では負けありきで考えてしまっている自分がいる。海外ではタイムは出るけど、勝ちにこだわることができないし、国内だと勝ちを意識しすぎてしまって、かえって萎縮していた」とコメント。
「勝ち負け関係なく、自分がどういうことしたいかを今は問いかけていくべき時期なのかなと思っている」とうなずきました。
試合を重ねながら調整していくスタイルの田中選手は、翌日23日に兵庫リレーカーニバルの1500mに出場予定。
「もう少し上のタイムを狙いたかったんですけど、明日のレースのことも考えて走って、やっぱりきつかったので、明日のレースにいいように転べばいい。しっかり今日のレースで走れたということが自分にとってはプラス」と前を向きました。