【中学駅伝男子】最後はデッドヒート「ここで勝つしかない」岡山・京山が史上2校目となる男女優勝
各区間3キロの6区間18キロで争う男子の部。岡山県代表の京山中学校(岡山市)が、女子に続き優勝。史上2校目となる男女優勝を果たしました。
京山は1区の玉川彩人選手(2年)が24位でタスキをつなげると、2区篠原柊選手(3年)が13人抜き、3区鶴藤健琉選手(3年)が9人抜きで一気に2位へ浮上。4区の川本航太選手(3年)が上位をキープし、5区では竹井翔真選手(2年)がトップに立ち、6区アンカーでキャプテンの長原武琉選手(3年)へ。
そしてレースは、山口県代表の国府中学校(防府市)との勝負、接戦のまま最後のトラック勝負までもつれます。トラックに入ると、国府の佐々木悠翔選手(3年)がスパート。長原選手は2位後退します。それでも長原選手は最終コーナーでスパート、佐々木選手をかわし再びトップに立つと、最後は1秒差でフィニッシュ。デッドヒートを制し、チームを優勝に導きました。
レース後、長原選手は最後のスパートについて聞かれると「ここで勝つしかない、チャンスはここしかない。いままでの3年間をすべて出し切りたい」とコメント。
廣川武士監督は「本当に心の底からおめでとうと言いたい。最後並ばれた時はドキドキしましたが、さすがキャプテンの長原くんだなと。キャプテンの意地を感じました」と選手たちをたたえました。
最後は先に優勝を飾っていた女子選手たちと笑顔。ハイタッチをかわすなど男女優勝の快挙に喜びを見せました。
【男子の上位結果】
1位 58分03秒 京山(岡山)
2位 58分04秒 国府(山口)
3位 58分24秒 中能登(石川)
4位 58分37秒 茨木AC(大阪)
5位 58分41秒 三島(栃木)
6位 58分42秒 小林(宮崎)
7位 58分44秒 高田(大分)
8位 58分58秒 曽根(福岡)
【男子の区間賞】
1区(3キロ)9分19秒 小林修輔(荒砥3年/群馬)
2区(3キロ)9分22秒 大歳怜(向陽3年/広島)
3区(3キロ)9分27秒 百田好希(西諫早3年/長崎)
4区(3キロ)9分22秒 竹ノ下鳳瞳(南城陽3年/京都)
5区(3キロ)9分32秒 徳永泰雅(安室3年/兵庫)
6区(3キロ)9分17秒 出口覇迦(千寿桜堤3年/東京)