【身長2m04cm】未来の日本バスケ界を担う“原石” 15歳の渡邉伶音「将来は日本代表に」
身長2m04cm、将来はバスケ日本代表選手になりたいという渡邉伶音選手(15)
プロバスケットボール・Bリーグ、千葉ジェッツのユースチーム(15歳以下)に、未来の日本バスケ界を背負うであろう“原石”がいます。
中学3年、15歳の渡邉伶音選手、その身長はなんと2m04cm。中学3年間で24cmも背が伸び、すでにNBA選手・八村塁選手の2m03cmを超えています。
ちなみに、文部科学省の令和2年度統計調査によると、中学3年(14歳)男子の平均身長は約1m66cm。渡邉選手は40cm近く上回っています。
オーストラリア人の父と、日本人の母の間に生まれた渡邉選手。
小学2年からバスケを始め、八千代松陰中学では去年の全国中学校バスケットボール大会に出場。
新型コロナウイルスの影響により、準決勝に進出した全4校が棄権したため、4校同時優勝という異例な形ではあるものの、優勝を果たしました。
そして、中学校での部活動引退後は、Bリーグ・千葉ジェッツのユースチームに所属し、1月のジュニアウインターカップ2021-22と、今月行われたBリーグU15チャンピオンシップに出場しました。
魅力は、なんといってもその高さを生かしたプレー。長い腕を生かしたリバウンド、そこからゴール下で得点。さらに相手がドリブルで侵入してくれば、上からシュートをブロック、攻守にわたり、チームの中心選手となっています。
ジュニアウインターカップでは1試合平均22.5得点、13.0リバウンド、2.5ブロックという成績を残しました。
■身長だけではない魅力 武器は「3ポイントシュート」
武器は高さだけではない、と本人は語ります。
「3ポイントシュートは自信があります。相手からすると、センターやパワーフォワードの選手には3ポイントがないだろうと、ディフェンスの間(ま)を空けられたりしますが、僕はそこで思い切りよく3ポイントシュートを狙っていけます。まだ成功率に波があるので、そこはもっと磨かなきゃいけないと思っていますが、武器だなと思っています」
その言葉通り、ジュニアウインターカップの初戦では29得点と大活躍、3ポイントシュートも5本中3本を成功させました。
現代バスケでは身長2m超えの選手でも3ポイントシュートを打てるのが主流となりつつあります。世界最高峰のバスケットボールリーグ、アメリカ・NBAでも身長2mを超える選手たちが悠々と3ポイントシュートを決めています。その中で活躍している2m03cmの八村選手も成功率46.2%、2m06cmの渡邊雄太選手も36.5%と高い成功率を収めています。
■憧れはNBAのレジェンド
「小さい頃からずっとNBAは見ていました。好きな選手は引退したノビツキー選手です」
渡邉選手が憧れの選手としてあげたのはNBA、元ダラス・マーベリックスのダーク・ノビツキー氏。
ドイツ出身のノビツキー氏は1999年から21年間同チームでプレー、2007年にはシーズンMVP、2011年にはチームを初優勝に導いたスーパースター。そして背番号41は今年、チームの永久欠番になりました。
そしてノビツキー氏を語る上で忘れてはいけないのが、身長2m13cmながら3ポイントシュートを武器とし、NBAで長身選手が3ポイントを打つようになった先駆け的な存在であったことです。
その姿を見て育った渡邉選手は、そのプレーに憧れ、目指すべき選手として見ていました。
「ノビツキーは2m10cm以上の身長があるのに、インサイドだけじゃなくてアウトサイドでもプレーできるしパスもできる。大きくてもしっかりスキルを身につけているところが尊敬できます」
■将来はBリーガー、そしてその先には日本代表
バスケを離れれば15歳の少年、大好きだという漫画は『ONE PIECE』、最近よく見るテレビは『しゃべくり007』だという渡邉選手。
学校の授業では社会が得意で、特に日本の歴史が好きだといいます。
「昔から戦国武将の石田三成が好きなんです。諸説あるそうですが、関ケ原の戦いで仲間に裏切られ敗れてしまうんですが、他の仲間を最後まで信じて戦い続けた姿が好きです。仲間はバスケットボールにおいてもかけがえのない存在なので、僕も仲間は大事にしています」
4月からは高校生になる渡邉選手、進学先は福岡大大濠高校。
昨年12月のウインターカップを制したバスケの名門校です。千葉の実家を離れ福岡での寮生活に、「少し不安」と話していましたが、それ以上に期待の方が大きいと語ります。
「福岡大大濠がウインターカップで優勝した試合を見ていました。背の大きい選手でも走りますし、チーム全体で声を出し合ってる姿や諦めない姿勢に憧れを持っていました。川島悠翔選手(2年・2m00cm)や副島成翔(3年・1m96cm)選手など、自分と同じくらいの身長の選手もいるので、吸収できるところは吸収して、練習から頑張っていきたいです」
まだ体の強さが足りず、コンタクトプレーや力強いドライブに課題を感じているという渡邉選手。高校ではフィジカルを強化し、インサイドでもアウトサイドでもプレーできる選手を目指します。そしてその先に見るのは、日本のバスケを背負うという夢です。
「もっと幅広いプレーをできるような選手になりたいです。1年1年努力して、チームに貢献できるようにがんばります。そして将来はBリーガーになって活躍して、いずれは日本代表選手にもなりたいです。日本を背負いながら戦って、父の母国・オーストラリアの人たち、外国の人たちからも応援されるような選手になりたいです」
中学3年、15歳の渡邉伶音選手、その身長はなんと2m04cm。中学3年間で24cmも背が伸び、すでにNBA選手・八村塁選手の2m03cmを超えています。
ちなみに、文部科学省の令和2年度統計調査によると、中学3年(14歳)男子の平均身長は約1m66cm。渡邉選手は40cm近く上回っています。
オーストラリア人の父と、日本人の母の間に生まれた渡邉選手。
小学2年からバスケを始め、八千代松陰中学では去年の全国中学校バスケットボール大会に出場。
新型コロナウイルスの影響により、準決勝に進出した全4校が棄権したため、4校同時優勝という異例な形ではあるものの、優勝を果たしました。
そして、中学校での部活動引退後は、Bリーグ・千葉ジェッツのユースチームに所属し、1月のジュニアウインターカップ2021-22と、今月行われたBリーグU15チャンピオンシップに出場しました。
魅力は、なんといってもその高さを生かしたプレー。長い腕を生かしたリバウンド、そこからゴール下で得点。さらに相手がドリブルで侵入してくれば、上からシュートをブロック、攻守にわたり、チームの中心選手となっています。
ジュニアウインターカップでは1試合平均22.5得点、13.0リバウンド、2.5ブロックという成績を残しました。
■身長だけではない魅力 武器は「3ポイントシュート」
武器は高さだけではない、と本人は語ります。
「3ポイントシュートは自信があります。相手からすると、センターやパワーフォワードの選手には3ポイントがないだろうと、ディフェンスの間(ま)を空けられたりしますが、僕はそこで思い切りよく3ポイントシュートを狙っていけます。まだ成功率に波があるので、そこはもっと磨かなきゃいけないと思っていますが、武器だなと思っています」
その言葉通り、ジュニアウインターカップの初戦では29得点と大活躍、3ポイントシュートも5本中3本を成功させました。
現代バスケでは身長2m超えの選手でも3ポイントシュートを打てるのが主流となりつつあります。世界最高峰のバスケットボールリーグ、アメリカ・NBAでも身長2mを超える選手たちが悠々と3ポイントシュートを決めています。その中で活躍している2m03cmの八村選手も成功率46.2%、2m06cmの渡邊雄太選手も36.5%と高い成功率を収めています。
■憧れはNBAのレジェンド
「小さい頃からずっとNBAは見ていました。好きな選手は引退したノビツキー選手です」
渡邉選手が憧れの選手としてあげたのはNBA、元ダラス・マーベリックスのダーク・ノビツキー氏。
ドイツ出身のノビツキー氏は1999年から21年間同チームでプレー、2007年にはシーズンMVP、2011年にはチームを初優勝に導いたスーパースター。そして背番号41は今年、チームの永久欠番になりました。
そしてノビツキー氏を語る上で忘れてはいけないのが、身長2m13cmながら3ポイントシュートを武器とし、NBAで長身選手が3ポイントを打つようになった先駆け的な存在であったことです。
その姿を見て育った渡邉選手は、そのプレーに憧れ、目指すべき選手として見ていました。
「ノビツキーは2m10cm以上の身長があるのに、インサイドだけじゃなくてアウトサイドでもプレーできるしパスもできる。大きくてもしっかりスキルを身につけているところが尊敬できます」
■将来はBリーガー、そしてその先には日本代表
バスケを離れれば15歳の少年、大好きだという漫画は『ONE PIECE』、最近よく見るテレビは『しゃべくり007』だという渡邉選手。
学校の授業では社会が得意で、特に日本の歴史が好きだといいます。
「昔から戦国武将の石田三成が好きなんです。諸説あるそうですが、関ケ原の戦いで仲間に裏切られ敗れてしまうんですが、他の仲間を最後まで信じて戦い続けた姿が好きです。仲間はバスケットボールにおいてもかけがえのない存在なので、僕も仲間は大事にしています」
4月からは高校生になる渡邉選手、進学先は福岡大大濠高校。
昨年12月のウインターカップを制したバスケの名門校です。千葉の実家を離れ福岡での寮生活に、「少し不安」と話していましたが、それ以上に期待の方が大きいと語ります。
「福岡大大濠がウインターカップで優勝した試合を見ていました。背の大きい選手でも走りますし、チーム全体で声を出し合ってる姿や諦めない姿勢に憧れを持っていました。川島悠翔選手(2年・2m00cm)や副島成翔(3年・1m96cm)選手など、自分と同じくらいの身長の選手もいるので、吸収できるところは吸収して、練習から頑張っていきたいです」
まだ体の強さが足りず、コンタクトプレーや力強いドライブに課題を感じているという渡邉選手。高校ではフィジカルを強化し、インサイドでもアウトサイドでもプレーできる選手を目指します。そしてその先に見るのは、日本のバスケを背負うという夢です。
「もっと幅広いプレーをできるような選手になりたいです。1年1年努力して、チームに貢献できるようにがんばります。そして将来はBリーガーになって活躍して、いずれは日本代表選手にもなりたいです。日本を背負いながら戦って、父の母国・オーストラリアの人たち、外国の人たちからも応援されるような選手になりたいです」