【独占取材】エディー・ジョーンズHC ラグビーW杯へ 期待を寄せる司令塔
エディー・ジョーンズHCは2015年まで、ラグビー日本代表を指揮。その後イングランド代表ヘッドコーチに就任すると、2019年にチームをW杯準優勝に導いた世界的名将です。
2023年にフランスで開催されるW杯でもイングランド代表を率い、日本と同じプールDで決勝トーナメント進出を争うライバルとなっています。
エディーHCは「日本でコーチを務め、その経験を愛し、W杯で最強の状態になってくるであろう日本と対戦できることは、まるでおとぎ話のよう。組み合わせ抽選会場へ運転して向かっている途中、なんとなく日本と当たる気がしました」と、日本代表との対戦を予感していたと言います。
W杯に向け、自身も"最終章"と語るイングランド代表での仕事は「チームを再構築し、若手選手を取り入れ、これまでとは少し違うスタイルでプレーすること」だと語るエディーHC。
そのなかで期待を寄せる選手として、23歳のマーカス・スミス選手(スタンドオフ)を挙げました。
「本能的スキルに優れているので、チャンスを逃さず行動に移せます。加速もすばやく、フットワークに優れ、パス回しのゲーム展開も得意」と分析するエディー。
2022年のシックス・ネーションズでは、イングランド代表が挙げた全101得点のうち、マーカス・スミス選手一人で71得点を挙げ、得点王に輝きました。
さらに、長く正確なパスで味方のトライを演出するなど、チームの司令塔としても活躍。エディーHCも「攻撃的なプレーだけではなくチームを率いる10番の役割を覚えつつあります」と、評価しました。
そのマーカス・スミス選手擁するイングランド代表と、日本代表は日本時間13日にテストマッチで激突。約4年ぶりとなる対戦ですが、これまでの成績は日本の9戦9敗。歴史的勝利を収められるか、注目が集まります。