◇TEAM JAPANシンボルアスリート・ネクストシンボルアスリート認定式（23日、JAPAN SPORT　OLYMPIC SQUARE）

五輪2大会金メダリストのレスリング・金城（川井）梨紗子選手が23日、パリ五輪出場へ意欲を示しました。

金城選手は2016年リオデジャネイロ五輪で63キロ級を制覇すると、昨年の東京五輪では57キロ級で優勝し、2大会連続で金メダルを獲得。そして昨年8月に結婚し、今年5月に第1子を出産しました。

この日、出産後初めて公の場でインタビューに応じた金城選手。

司会者から“今後やってみたいこと”を問われると妊娠や出産前は自分1人で好きに行動ができて、レスリングだけに集中して取り組めていたが、（今後は）母になったアスリートとして、女性が働きやすい環境づくりなどを進んで発信していきたい」と語りました。

また、アスリートとして五輪3大会金メダルの期待がかかる金城選手。

2年後のパリ五輪については「まだ（日本の）レスリング界では産後に選手を続ける人が少ない。だから私が（育児と競技の両立を）目指すことに意味があるのかなと思う。もちろん（パリ五輪に）出場できたらいいなと思っているが、出場を目指している姿をみんなに見て欲しいなと思う」と、母として五輪に挑戦することを名言しました。