◇バスケットボールBリーグ 長崎89-86千葉(9日、長崎県立総合体育館)

今季、佐賀バルーナーズとともにB1に昇格した長崎ヴェルカが、前年度B1リーグ最高勝率を記録した千葉ジェッツとの接戦を制し89-86で勝利。開幕2連勝を飾りました。

長崎は第1Qからチャン・ミンクク選手が2本の3ポイントで6得点、ニック・パーキンズ選手も7得点を決めるなど26-18とリードを奪います。

第2Qこそ千葉の攻撃に苦しみ、44-41と3点のリードで試合を折り返しますが、長崎は要所での狩俣昌也選手らの3ポイントが決まりリードを守ります。

第4Q中盤には一時、76-76と同点に追いつかれますが、直後のプレーで荒谷裕秀選手がフローターシュートを決め2点のリードを奪うと、この試合チーム最多15得点を挙げたジャレル・ブラントリー選手が、冷静に2ポイントシュート、フリースローを決めるなど、千葉を突き放し勝利を収めました。

この試合のMVP、12得点の活躍を見せたマット・ボンズ選手は「今シーズンも応援よろしく」とホームコートに駆けつけたファンへ日本語でコメント。続けて英語で「皆さんのおかげで今日も勝ちきることができました。今シーズンも変わらず応援、サポートしてくれると嬉しいです。ジャアネー」とメッセージを送りました。

20年に誕生した長崎はわずか2シーズンでB1に昇格。そして、ホームでの開幕2連戦では、強豪・千葉Jを破り最高のスタートを切りました。

また、開幕前に加入した日本代表・馬場雄大選手は2試合続けてベンチ外。長崎でのデビュー戦は次戦以降にお預けとなりました。