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「自分たちのやっていることは間違いじゃない」松田力也 ラグビーW杯イヤー初勝利に胸を張る

2023年7月30日 13:30
「自分たちのやっていることは間違いじゃない」松田力也 ラグビーW杯イヤー初勝利に胸を張る
ラグビー・松田力也選手(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
◇リポビタンDチャレンジカップ2023 日本代表21-16トンガ代表(29日、東大阪市花園ラグビー場)

ラグビー日本代表は29日、9月のワールドカップ(W杯)フランス大会へ向けて強化試合を行い、トンガ代表に21-16で勝利。4年前の日本大会でベスト8を経験した松田力也選手は後半にキックで突き放し、「自分たちのやっていることは間違いじゃないと証明できた」と話し、W杯イヤー初勝利に胸を張りました。

前半を13-5と折り返した日本代表は後半早々トンガ代表に2つのペナルティゴール(PG)を決められ2点差とされると、李承信選手に代わって松田選手が入ります。

「ゲームに入ればしっかりジャパンのラグビーを背負うためにボールをムーブしてプレッシャーかけることを意識していた」と振り返った松田選手は、18-16の場面で重要なPGを決めて逃げ切りました。

7月は日本代表としてオールブラックス・フィフティーン(ALL BLACKS XV)とサモアに敗戦。前の試合では主将リーチマイケル選手がレッドカードを受け、この試合を欠場するなど苦境に立たされていた日本を大舞台の経験を持つ男が仕事をこなしました。「(トンガ代表は) 前半からフィジカルバトルもそうですし、経験者が多い中ですごいプレッシャーのかかる試合でしたけれど、ジャパンラグビーとして勝てたことは自信になりますし、"自分たちのやっていることは間違いじゃない"と証明できたので、これからも自信を持って精度を上げていきたい」と奮い立たせました。

この3試合、同じポジションで10番を背負いスタメン出場したのは李承信選手。先発争いにも注目されることには「10番のこだわりは2019年からやっていてすごくある。自分が与えられた役割でアピールしていくしかないので、一つずつクリアして最後は自分が10番で出るっていう気持ちはこれまでもずっと持っているので、これからも負けずにやっていきたいし、いいライバルとして成長していきたい」と闘志をみなぎらせました。

日本代表は来月5日、秩父宮ラグビー場で国内最後の強化試合となるフィジー戦が行われる予定です。