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【箱根駅伝予選会】初の留学生・新監督・・・返り咲きを期す 上武大(前回14位)・城西大(前回15位)

2022年10月13日 6:02
【箱根駅伝予選会】初の留学生・新監督・・・返り咲きを期す 上武大(前回14位)・城西大(前回15位)
上武大・初の留学生パトリック選手(左)城西大の3年生エース山本唯翔選手(右)

◇第99回箱根駅伝予選会(10月15日、東京・立川)

【上武大学】

2004年に駅伝部創設。花田勝彦監督(現早稲田大監督)のもと強化が始まり、第85回大会で箱根駅伝初出場。そこから11年連続出場で常連校となり、これまでの最高成績は86回大会の14位。シード権にはなかなか届かずにいます。

第96回予選会で連続出場が途切れてからは、3年連続で予選敗退に終わっています。

■前回(第98回)予選会は?

1年ぶりの公式戦となった村上航大選手(当時3年)を筆頭に序盤から積極的にレースを進めましたが、個人で二桁順位は24位の村上選手、55位の渡辺一輝選手(当時4年)、92位の西村暉選手(当時4年)の3人のみ。中間層の強化という大きな課題を突きつけられ、第97回と同じ総合14位に終わりました。

■今シーズンここまで

東海大OBでアテネ五輪男子マラソン6位入賞の諏訪利成氏が5月に新監督に就任。さらに、チーム初の留学生となるカマウ・パトリック選手(1年)が加わるなど、チームに大きなメスが入りました。それでも、6月の全日本大学駅伝関東地区選考会は苦戦し、海村蓮選手(2年)が3組11着という健闘もありましたが、17位に終わりました。

■注目選手
村上航大選手(4年)前回の箱根駅伝本戦で関東学生連合の一員として4区を走りました。5000m、10000m、ハーフマラソンのいずれも、留学生のカマウ選手に次いで、日本選手としては最も良いタイムを持っています。

海村蓮選手(2年)6月の全日本大学駅伝関東地区選考会は3組11着と好走。さらに、7月には5000mで13分台(13分56秒84)をマークしました。

カマウ・パトリック選手(1年)チーム初の留学生。札幌山の手高では駅伝などで活躍。関東インカレ2部10000m3位。全日本選考会では苦戦しましたが、7月の士別ハーフマラソンでは、実業団勢やライバル校の選手を押しのけ、1時間01分06秒の好記録で優勝を果たしました。ロードでの強さがうかがえ、早くも強力な戦力と見られています。

■予選会のポイント
チームの主力であり、10000mで29分13秒台を持つ青山澪選手(3年)、額賀稜平選手(3年)がエントリーから外れており、戦力ダウンが心配されます。岩田楽也選手(2年)もハーフマラソンで1時間4分台の記録を持っており、欠場は痛手です。村上選手、カマウ選手らがいかに貯金を稼げるかが、箱根路に返り咲くための大きなポイントとなります。今季前半戦の勢いそのままに、海村選手が長い距離にも対応できるかも、カギを握りそうです。

箱根駅伝には2004年第80回記念大会で初出場。第82回~84回は3年連続11位とシード権にあと一歩届きませんでしたが、第86回大会で6位と初のシード権を獲得しました。その後は本戦に連続出場を続けていましたが、第93回、第96回、そして、前回の第98回と予選敗退に終わっています。

■前回(第98回)予選会は?

エースの砂岡拓磨選手(当時4年)を筆頭に前年の予選会を3位通過したメンバーが8人も残り、前評判は高かったものの、個人二桁順位が砂岡選手と山本唯翔選手(当時2年)の2人だけと振るわず、15位に沈みました。

■今シーズンここまで

昨年度までのエースだった砂岡選手は卒業したものの、戦力は充実しています。

ケニアからの初の留学生ヴィクター・キムタイ選手(1年)が加わり、日本選手のルーキーも、鈴木健真選手、斎藤将也選手が6月の全日本大学駅伝関東地区選考会に出場を果たし、まずまずの走りを見せました。同選考会ではあと一歩届かず次点の8位でしたが、全体的に大崩れした選手はいませんでした。

また、3000m障害を得意とする大沼良太郎選手(1年)がU20日本選手権で優勝し、8月のU20世界選手権に出場しました。山本選手、野村颯斗選手、山中秀真選手の10000m28分台をもつ3年生トリオも、全日本選考会で好走しており、箱根駅伝予選会でも主力としての活躍が期待されます。

■注目選手
山本唯翔選手(3年)1年時に出場した第97回箱根駅伝では山のぼりの5区で区間6位と好走。今季は、4月の関東私学六大学対校5000mで、東洋大のエース・松山和希選手(3年)らを抑えて優勝を果たしています。

野村颯斗選手(3年)1年時に出場した第97回箱根駅伝では6区11位と好走しました。

ヴィクター・キムタイ選手(1年)ケニア出身。城西大初の留学生。箱根駅伝予選会への10000m資格記録は29分09秒74。ロードでどれだけの適性を見せるでしょうか。

大沼良太郎選手(1年)3000m障害を得意とし、今年6月のU20日本選手権で優勝。U20世界選手権にも出場し、決勝進出を果たしました。トラック型のスピードランナーですが、箱根予選会のエントリーメンバーにも名を連ねています。

■予選会のポイント
10000m28分台の木村吉希選手(4年)、全日本選考会で好走したルーキーの鈴木選手、箱根駅伝経験者(97回大会8区19位)の新井颯人選手(3年)がエントリー外でしたが、おおむね順当なエントリーと見られています。大沼選手ら10000m30分台以上の選手が5人エントリーされていますが、持ちタイムだけでは判断できません。留学生のキムタイ選手も含め、長い距離とロードへの対応がどの程度進んでいるかがカギを握ります。

【第99回箱根駅伝予選会】
■日本テレビ地上波(関東地区ほか)生中継
10月15日(土)9:25~11:25 ※TVerでもライブ配信

■BS日テレ(録画放送)
10月15日(土)午後7時~午後9時

■日テレジータス特別編
10月21日(金)午後7時半~午後10時