山口茜2年ぶりVへ 決勝はライバル対決
バドミントンの全日本総合選手権(東京・町田市立総合体育館)5日目が26日に行われ、女子シングルス準決勝で山口茜選手(23)と奥原希望選手(25)が共にストレートで勝利。決勝は両者のライバル対決となりました。
これまで3度大会を制している山口選手は、初めて準決勝まで勝ち上がってきた下田菜都美選手(27)と対戦。序盤から強打と前に落とすショットで相手を揺さぶり、主導権を握りました。さらに持ち味の巧みなラケットワークで角度のついたショットを決めるなど、実力の差を見せつけ21-14で第1ゲームを先取しました。
続く第2ゲームでは、途中競った展開にもなりましたが、緩急をつけた攻撃でポイントを重ねた山口選手がこのゲームも奪い、2-0(21-14、21-14)で勝利。2年ぶりの優勝へ王手をかけました。
試合後のインタビューで山口選手は「きのう(準々決勝)と比べると物足りない感じもあった」と、表情を曇らせながらも「(今大会)1ゲームも落としてはいないですし、相手より先に動いて主導権を握りながらプレーできている、きょうしっかり勝てて良かったと思います」と前を向きました。
一方、連覇を狙う奥原希望選手(25)は、ロンドン五輪代表の佐藤冴香選手(29)と対戦。激しいラリー戦で粘り強さを見せた奥原選手がストレート勝ちし、決勝へ駒を進めています。
写真:日刊スポーツ/アフロ