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北京五輪まさかの失格から約1年・・・スキージャンプ高梨沙羅が裏側を語る

2023年1月16日 6:30
北京五輪まさかの失格から約1年・・・スキージャンプ高梨沙羅が裏側を語る
日本テレビのインタビューに応じるスキージャンプ・高梨沙羅選手
日本テレビの番組「サンデーPUSHスポーツ」では、スキージャンプ高梨沙羅選手を特集。スーツ検査でまさかの失格となった北京五輪から約1年。インタビューで裏側を明かしてくれました。

去年の北京五輪スキージャンプの新種目・混合団体で日本の最初のジャンプを任されたのが3大会連続五輪出場のエース高梨沙羅選手でした。高梨選手は103メートルのビッグジャンプ。しかし、ジャンプ後のスーツ検査で規定違反により、失格となりました。

北京五輪から約1年。高梨選手は当時を振り返り「一番はミックスを飛んでくれたメンバーに申し訳ないという気持ちが一番大きくあって。絶対に失格にならないようにと思って準備はしているので、それで失格になってしまうとやっぱりショックでした」と語りました。さらに「測り方はいつもと間違いなく違うところがあって、動揺しました。もう1回測ってくださいと言ってもリクエストは通らなかった。あの時はちょっと異様だったかなと思いますけど」と裏側を明かしてくれました。

高梨選手は北京五輪後に自身のSNSで「今後の競技に関しては、考える必要があります」とつづっていましたが、その4か月後、現役続行を決意しました。理由について高梨選手は「オリンピックで絶対にやってはいけないことをしてしまったので、現役を続けるか、続けないか、考える時期はあったんですけど、本当にありがたいことに、たくさんの応援をしてくださって、温かいメッセージをいただいて、何でこんなことをしたのに、こんなに優しいんだろうって思って。やっぱりそういう言葉を裏切ってはいけないと思いますし、私ができるのは飛ぶことだけなので。この悔しさや経験はオリンピックでしか返せないと思うので、そこへ向けてのモチベーションはかなり高いですね」とファンの存在が支えとなっていたことを明かしてくれました。

高梨選手は4度目のオリンピック出場へ、2026年のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を目指します。