フランスで行われる23年W杯の開幕まで1年をきり、メンバー入りに向けた争いがさらに激化します。

10月1日に行われるオーストラリアA戦を含む秋の代表戦に向けメンバーが発表され、コンディション不良で春の代表戦メンバー外だったWTB(ウイング)松島幸太朗、CTB(センター)中村亮土、NO.8姫野和樹ら19年W杯組が復帰しました。

史上初のベスト8を達成した19年桜の戦士たちが、ベスト4の壁に挑む23年W杯への誓いを書き記しています。

■HO（フッカー）坂手淳史「勝つ」

19年W杯では4勝でグループステージを突破して、ただ南アフリカに負けてベスト8。ベスト8の壁を越えたいので1試合目から"勝つ"ことにフォーカスして頑張っていきたい。19年W杯はあこがれの舞台に立てたという気持ちだったが、今はそこで結果を残す、日本のラグビーを表現することが大事だし、4年に1度のW杯に向けて努力していると言っても過言ではない。23年のW杯では自分のパフォーマンスをすべて出したい。

■FL（フランカー）リーチ マイケル「WIN！」

シンプルに試合に勝つそれだけ。歴史を変えないといけない。勝てずに"いい試合"で終わることが日本ラグビーの歴史ではたくさんある。歴史を変えるなら勝ちに行く姿を見せなければ日本ラグビーが変わらない。

■CTB（センター）中村亮土「集大成」

W杯ではラグビーで培ってきたものを全部出したいと思います。とにかく体を張ってタックルで相手に当たっていくことが僕の強みなので、しっかりこだわり持ってプレーしていきたい。

■PR（プロップ）稲垣啓太「感謝」

たくさんの人に支えられて今まで生きてきたので、W杯というラグビーの集大成の場所で何か返せるように、感じてもらえるように頑張りたいと思います。チームとしても個人としても結果を出さないといけない。個人として結果を出さなければ自分は23年W杯にはいない。目の前のやるべきことをしっかりとやっていきたい。

■FB（フルバック）山中亮平「集大成」

自分のラグビー人生においてラストのW杯になると思う。ラグビー人生の"集大成"。常にトップレベルでラグビーを続けるというのが目標。そういう意味で日本代表はすごく僕にとっては大事なポジション。来年のW杯は年齢的にもラストチャンスなのでメンバー入りしたい気持ちは強く持っています。

■WTB（ウイング）松島幸太朗「楽しむ」

ランプレーなどをしっかり見てほしい。ボールをどんどんもらってチャンスメイクをしていきたいです。トライや自分の得意なランを見せることができたら一番うれしいです。

■NO.8 姫野和樹「ONE TEAM」

日本代表はW杯でベスト4や優勝を目指すチームなので、僕が進化を止めない、もっと成長したいという向上心を持つことで若い選手にいい影響を与えることができるし、自分が成長した姿を見せることでいい起爆剤になることができると思う。全身全霊で戦っていい結果を得たい。

■SH（スクラムハーフ）流大「勝つ」

勝たないとW杯は意味が無い舞台だと思う。日本代表はすごく成長していて、試合で「惜しかった」「よく頑張った」といわれるだけでは不十分だと思う。とにかく1点差でもいいから"勝つ"ことが大事だと思うのでそこに向けて頑張りたい。


開幕まで1年をきった23年W杯。10月1日（土）に秩父宮ラグビー場（午後7時キックオフ）で行われる「JAPAN XV対オーストラリアA」から始まる熾烈なメンバー入り争いに目が離せません。

【ラグビー日本代表関連 日程】
10/1(土) JAPAN XV vs オーストラリアA 秩父宮ラグビー場(東京)
10/8(土) JAPAN XV vs オーストラリアA ベスト電器スタジアム(福岡)
10/14(金) JAPAN XV vs オーストラリアA ヨドコウ桜スタジアム(大阪)
10/29(土) 日本 vs ニュージーランド 国立競技場(東京)
11/12(土) イングランドvs 日本 トゥイッケナム(イングランド)
11/20(日) フランスvs 日本 スタジアム・ド・トゥールーズ(フランス)