大相撲新たに5人感染 関取含め65人休場
日本相撲協会は10日から始まる初場所を前に、協会員878人にPCR検査を行い、9日、新たに力士5人の陽性を確認しました。
感染が確認されたのは、九重部屋の千代翔馬(西前頭13枚目)、千代鳳(西十両5枚目)、幕下以下の力士2人、友綱部屋の幕下以下の力士1人の合計5人。
また、濃厚接触者の可能性があるとして5日に感染が判明した、横綱・白鵬の宮城野部屋などを含め4つの部屋、65人の力士が休場することになりました。
新型コロナウイルスの影響で休場する協会員は以下の通り。
【九重部屋】
力士全員、九重親方、木村龍之助、床岳、床九
【友綱部屋】
力士全員、友綱親方、大島親方、玉垣親方、式守友和、式守友太郎、床幸
【荒汐部屋】
力士全員、荒汐親方、式守一輝、床仁、床光
【宮城野部屋】
力士全員、宮城野親方、式守誠輔、床竣
【湊部屋】
木村元基
またケガの影響で出場を見送る横綱・鶴竜などを含め、全体で97人が休場することになりました。
初場所は予定通り開催され、観客人数は5000人を上限に。芝田山広報部長は、「お客さんの安心、安全をはかるために検査をした」「見切り発車で開催していたら、場所中に感染者が出て、クラスターが発生しかねない状況ということでは、未然に検査をしてこの結果が出たのは、取組編成会議が前後したけど、これはこれでいい判断だったと思う」とコメント。
また、場所中に感染者が出た場合については「一刻も早く(感染者が出た)部屋を封鎖していくしかない。取組は濃厚接触者に当たらないと専門家の先生も言っていた」と話しました。