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「最後の僕の試合が没収試合になったらどうしようかなって」阪神・矢野燿大監督 ベンチ入りメンバー全員使い切り「ドキドキしましたね」

2022年10月3日 6:00
「最後の僕の試合が没収試合になったらどうしようかなって」阪神・矢野燿大監督 ベンチ入りメンバー全員使い切り「ドキドキしましたね」
阪神・矢野燿大監督
プロ野球セ・リーグ 阪神3-3ヤクルト(2日、甲子園球場)

阪神はレギュラーシーズン最終戦のヤクルト戦でベンチ入り選手26人を全員使い切り3-3の引き分け。今シーズンは68勝71敗4分けの3位でクライマックスシリーズに進出します。

◇以下、試合後の矢野燿大監督のインタビュー

――最後はずっとファンに手を振って、ガッツポーズしてグラウンドを後にしましたが、どんな思い?

「あれだけコールしてもらえるとね、もちろん黙って帰るっていうわけにもいかないですし、もちろんねもう1回ここに帰ってくるっていう気持ちなので、最後というよりはその感謝の気持ちがね、少しでも応えたいっていうね、そういう気持ちで」

――引き分けでしたけども、この4年間の矢野野球の集大成が出てきた、そんな試合だったのかと思って見ていましたけど?

「そうですね、諦めないとかね、そういうことはずっと言ってきたことですし、苦しいシーズンでしたけど、ここまで持ってきてくれた、またクライマックスでもそういう試合を見せていきたいと思いますし、今日も最後よく粘ってくれました」

――監督自身選手全部使い切ったのは初めてですよね?

「いや、ドキドキしましたね。最後の僕の試合が没収試合になったらどうしようかなっていうね、そういうドキドキもありましたけど、もちろん積極的に行くところは行くんだというね、腹をくくって行きました」

――背番号39番の後継者(榮枝 裕貴選手)もいい仕事しましたね?

「初打席ですかね、初ヒットなんて本当すばらしい。去年からね、もうちょっと使いたいなっていうようなところ思っていたんですけど、よく打ちましたね」

――今日試合で4年間のいろんなものが出てきたと思うんですけど、今日の試合一番印象に残っているのはどのへん?

「うーん、どうなんですかね。島田(海吏選手)のドラッグバントとかね、あのあたりも島田の成長を感じられるような、相手に嫌な存在になっていけるようなものを見せてくれましたし、でもやっぱり誰かっていうよりはチーム全体で粘るとか、苦しい時でも声出して戦うとか、何かそういうベンチの雰囲気っていうのが一番、タイガースらしく戦ってくれたかなと思います」

――監督がずっと言ってきたことを選手に浸透しているなって実感できましたね?

「それはもう本当に僕の中でチームがそういう成長してくれてるっていう実感は感じてます」

――まだクライマックスシリーズありますけど、4年間このレギュラーシーズン振り返ってどうですか?

「なかなか長くて、苦しくてやっぱり大変でしたけど、やっぱりやってみたからこそこの経験というのは、僕も成長できたし、悔しい思いもうれしい思いもたくさんさせてもらえたので、本当にいい経験をさせてもらいました」

――まだまだドキドキハラハラする試合が残ってますけども、土曜日からCSです。クライマックスに向けてお願いします。

「もうね、僕らは挑戦者ですし、選手達がまだ野球やれる時間を作ってくれたのでね、その試合を味わいながら、また思いっきり楽しみながらそして挑戦して、そういう野球を見せていきます」

――もう先発は監督の頭の中にはあるんですね?

「うーん、まぁ考えてはいますけど」

――甲子園でまた試合するのを楽しみにしてます。

「そうですね、日本シリーズになりますが帰ってきます」