二刀流・原大智 五輪へ「見通しは真っ暗」
20日、富山のたいらスキー場で行われたフリースタイルスキー全日本選手権モーグル初日。2022年の北京五輪の代表選考となる来季のワールドカップメンバー入りへ関わってくる今大会、平昌オリンピック銅メダリストで、2019年から競輪に挑戦している原大智選手(24)がモーグルの大会に2大会ぶりに出場。
51人の男子選手が参加する中、上位6人で争うスーパーファイナルに進出した原選手。第1エアーでは足をクロスさせながら縦に1回転、横に1回転する「コークセブンアイアンクロス」に見事成功。続く第2エアーでは空中で板を縦に1回転、横に1回転する「コークセブングラブ」に挑戦するも着地が乱れてしまいます。
ターンの技術、エアー演技、スピードの速さで競うモーグル。原選手はスピードでは6人中1位を獲得するも、ターンで4位、エアーでは5位、合計スコアは71.31で4位となりました。
原選手は試合後「情けない感じになってしまって悔しかったです。これでW杯に出られるか出られないかのラストチャンスだったので、僕的には勝ちたい気持ちで臨んだ大会でした。この大会で優勝できなかったので、(北京五輪での)見通しは真っ暗です」と五輪への厳しさを口にしました。競輪との二刀流に関して聞かれると「これから考えます」と答えました。