渡部 W杯今季最終戦で20勝へ決意
ノルディックスキーのワールドカップ複合男子個人第14戦(ドイツ・クリンゲンタール)が現地20日に行われ、渡部暁斗選手(32)が2位に入りました。
この種目で荻原健司さんと並ぶW杯日本勢最多の通算19勝を挙げている渡部選手。前半のジャンプ(ヒルサイズ=140メートル、K点=125メートル)ではK点を大きく越える138.5メートルを飛び全体2位につけます。
後半10キロのクロスカントリーでは、ジャンプで1位だったヤールマグヌス・リーベル選手(ノルウェー)を抜き、一時トップに浮上しました。
しかしその後、残り約1キロのところでリーベル選手に追い抜かれ0.7秒及ばず2位。惜しくも優勝はなりませんでしたが、今季7度目となる表彰台に立ちました。
日本勢最多20勝目を僅差で逃した渡部選手はレース後、SNSを更新し、「今シーズン最後のレースに向けベストを尽くします」と決意を新たにしました。W杯最終戦は現地21日、同じ会場で行われます。
写真:アフロ