奥原希望 全英OP5年ぶり制覇
◇バドミントン・全英オープン決勝(現地21日、イギリス・バーミンガム)
全英オープンは今回で111回の歴史を誇り、ワールドツアーの中で最も格付けの高い大会のひとつとされています。そんな由緒ある大会で奥原希望選手(26)が、5年ぶり2度目の優勝を果たしました。
決勝戦の相手は、世界ランキング11位のポルンパウィ・チョチュウォン選手(タイ)。奥原選手は得意のフットワークを武器にポイントを重ね、21-12と危なげなく第1ゲームをものにします。第2ゲームでも相手に主導権を渡さず、終盤には4連続ポイントで突き放すなど21-16で制し、ストレート勝ち。2度目の全英女王となりました。
試合後、オンライン会見に臨んだ奥原選手は、「いろいろな大会がある中で、一番歴史の古い全英オープンで2度目の優勝ができて、すごくうれしい」と、喜びを語りました。また、大会前からコンディション調整がうまくいっていなかったことを明かし、「万全でない状態で大会に入ったことは反省」としつつも、「結果が出せたことは収穫」と、自信をのぞかせました。
2016年のリオ五輪では銅メダルを獲得している奥原選手。金メダルを狙う東京五輪に向けては、「結果も内容もいいので、プレーのパフォーマンスのアベレージは徐々に上がってきていると実感しています。開催されるのを信じながら、これからも変わらず練習に取り組んでいきたいと思います」と、飛躍を誓いました。
写真:PA Images/アフロ