赤星憲広パ・リーグ順位予想 優勝は?
26日のプロ野球開幕を前に、21日放送の日本テレビ「Going!Sports&News」では、プロ野球解説者の赤星憲広さんが今季の順位予想を発表。
※パ・リーグの順位予想とキーマンは以下の通り。
1位ソフトバンク
2位楽天
3位オリックス
4位ロッテ
5位西武
6位日本ハム
◆パ・リーグ
【1位ソフトバンク】
投手キーマン・石川柊太投手
打者キーマン・栗原陵矢選手
「選手層が厚くチームのバランスもいい」と、ソフトバンクを1位予想にあげました。
投手キーマンには開幕投手内定の石川柊太投手(29)。「代名詞のパワーカーブは簡単には攻略できない、昨季11勝で最多勝に輝いているがそれ以上の活躍も期待できる。エース千賀滉大投手(28)の調整遅れが懸念されるが、石川投手を中心に力をつけてきた若手選手が活躍すれば千賀滉大投手の穴も問題はない」と分析。
一方、打者のキーマンは昨年の日本シリーズMVP栗原陵矢選手(24)。「オープン戦では思うような成績を残せていないが打率3割、本塁打20本打つことができればソフトバンクは優勝に近づく」と期待を寄せました。
【2位楽天】
投手キーマン・早川隆久投手
打者キーマン・辰己涼介選手
2位予想は、8年ぶりにメジャーから復帰した田中将大投手(32)擁する楽天。
投手キーマンはドラフト1位ルーキー早川隆久投手(22)。「大学時代は最速155キロのストレートが注目され、カットボールやチェンジアップなど変化球もプロで通用するものを持っている。開幕第3戦での先発が内定している早川投手が、1年間ローテーションを守り、二桁勝利をあげることができればソフトバンクに対抗できる」と予想。
打者キーマンは3年目の辰己涼介選手(24)。「非常に高いポテンシャルを秘めている辰己選手、走力や守備力は一級品だが打撃で結果を残すことができていない。しかしオープン戦で打率.385、21日の巨人戦では特大の一発も放った。この勢いのまま今年こそブレイクを果たしてほしい」と期待を寄せた。
【3位オリックス】
投手キーマン・宮城大弥投手
野手キーマン・吉田正尚選手
3位予想は6年連続Bクラスと苦しむオリックス。
投手キーマンは2年目の宮城大弥投手(19)。「140キロ後半のストレートに変化球もいいものを持っている。その投球スタイルを見ると50歳まで現役を続けた200勝投手、山本昌氏のような老獪さも感じる。ローテーション入りを果たせば化ける予感」と分析。
打者キーマンは昨季首位打者の吉田正尚選手(27)。「調子に波のある打者が多い印象のチームにあって、活躍が計算できる吉田選手。投手陣が揃っているだけに、チームの中心打者として攻撃を引っ張りさらに上位を狙ってほしい」とコメント。
【4位ロッテ】
投手キーマン・佐々木朗希投手
打者キーマン・藤原恭大選手
4位予想は昨季2位のロッテ。投手キーマンは最速163キロ右腕、「令和の怪物」佐々木朗希投手(19)。今月12日のオープン戦で遂にそのベールを脱いだ佐々木投手。1回を1奪三振3者凡退に抑え、鮮烈デビューを飾った。
「順調に成長を続けてはいるが、今季ローテーション入りする可能性は低いと思われる。それでも登板間隔を空けながら、先発として投げられればチームの戦力として計算できる。プロ初勝利、そして今季何勝できるか注目したい」と分析。
打者キーマンは3年目の藤原恭大選手(20)。昨季、プロ初本塁打を先頭打者本塁打で飾ると、第2号も先頭打者アーチだった藤原選手。「思い切りバットを振れるのが魅力、1番打者としてレギュラー定着すればおもしろい存在となる。さらなるブレイクに期待したい」と語りました。
【5位西武】
投手キーマン・高橋光成投手
野手キーマン・外崎修汰選手
5位予想は西武。投手キーマンは開幕投手内定の高橋光成投手(24)。「長くエース不在が続く西武。チームが上に行くためにも7年目の高橋投手が1年間フル回転し、手薄な投手陣の核になれるかどうかにかかっている」と分析。
打者キーマンは外崎修汰選手(28)。「チームの打撃力はリーグトップクラス。それでも主力の山川穂高選手(29)や森友哉選手(25)が打てないと順位が沈んでしまう。外崎選手は好不調の波も少ない印象があるので、他の選手が調子を崩しても、それをカバーする活躍が求められる。また守備では複数ポジション守れるのが特長であり、替えのきかない選手」と語りました。
【6位日本ハム】
投手キーマン・伊藤大海投手
打者キーマン・野村佑希選手
6位予想は日本ハム。投手キーマンはドラフト1位ルーキー、地元北海道出身の伊藤大海投手(23)。最速155キロを誇る即戦力右腕は、オープン戦2試合目の先発となった14日の広島戦、7回無失点7奪三振の好投を見せ、試合後には開幕ローテーション入りが内定した。
「有原航平投手(28)がメジャー移籍し先発投手が不足している日本ハム、その穴を伊藤投手がどこまで埋められるか注目」とコメント。
打者キーマンにあげたのは高卒3年目の野村佑希選手(20)。昨季7月2日のソフトバンク戦でプロ初本塁打をマーク、さらに同じ試合でサヨナラタイムリーも放ち、一気に注目を浴びた野村選手。しかし、そのわずか5日後、打球を右手に受け骨折離脱。出場わずか21試合にとどまった。
「今年は怪我なく若い力を前面に押し出し、中田翔選手(31)、大田泰示選手(30)西川遥輝選手(28)らベテランとともにチームを引っ張っていってほしい」とコメント。