渡辺勇大 日本勢初の全英OP2冠
◇バドミントン・全英オープン決勝(現地21日、イギリス・バーミンガム)
全英オープンで、男子ダブルスと混合ダブルスの2種目に出場した渡辺勇大選手が、日本勢初となる2冠の快挙を成し遂げました。
まずは遠藤大由とのペアで挑んだ男子ダブルス決勝。園田啓悟・嘉村健士ペアとの日本勢対決を2-1(21-15、17-21、21-11)で勝利し、この種目を制しました。
さらに東野有紗選手とのペアで臨んだ混合ダブルス決勝。この試合も金子祐樹・松友美佐紀ペアとの日本勢対決となりました。この日“2試合目の決勝戦”にもかかわらず、金子・松友ペアを圧倒。2-0(21-14、21-13)でストレート勝ちし、ここでも日本勢対決を制しました。
男子ダブルスと混合ダブルスを制した渡辺選手は、日本勢初となる全英オープン2冠を達成しました。
大会後取材に応じた渡辺選手は、「まずは結果がしっかり出てくれたので自信になりましたし、それ以前もしっかりと練習を積めていて、自信を持ってこの大会に臨めていたので、その結果かなと思います」と喜びを語りました。
また、2種目で計10試合を戦い抜いたことについて、「国際大会で10試合戦うというのは実際初めてで最初の経験でしたので、すごくいい経験になった」と振り返りました。
そして東京五輪に向けては、「本当にこれから一試合一試合がすごく大事になってくると思うので、あまり先のことは意識し過ぎず、目の前の一瞬をどう大事に過ごしていくかが大事になってくる、(ペアの選手と)たくさん話し合ってコンビネーションの部分とか、おのおのレベルアップできる部分をじっくりと成長できるように練習していきたいなと思います」と、大舞台に向けてさらに進化することを話しました。
写真:アフロ