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近畿大会決勝の再戦 智弁学園が連勝

2021年3月23日 21:54

23日、選抜高校野球大会の4日目、昨秋の近畿大会の決勝と同一カード、智弁学園対大阪桐蔭の試合が1回戦から早くも実現しました。近畿大会決勝では、智弁学園が大阪桐蔭に7-3で勝利していました。

智弁学園が初回から猛攻を仕掛けます。大阪桐蔭の先発・松浦慶斗投手の立ち上がりを攻め、ノーアウト満塁のチャンスをつくると、4番・山下陽輔選手の犠牲フライで先制点。四球で再び満塁とすると、6番・植垣洸選手が走者一掃のタイムリーツーベースで一挙4得点をあげます。

しかし、大阪桐蔭は終盤に粘りを見せます。5点差で迎えた7回、2アウト二塁のチャンスで2番・繁永晟選手がライトへのタイムリーで1点を返すと、8回には1アウトランナー1・2塁とチャンスをつくり、7番・藤原夏暉選手がタイムリースリーベースヒットで3点差。さらに、ランナー1・3塁とチャンスは続き、代打の小谷太誠選手がタイムリーヒットで2点差に詰め寄ります。

それでも最後は、智弁学園のリリーフ・小畠一心選手がランナーを出しながらも9回を締め、8対6でゲームセット。

優勝候補同士の一戦は、近畿大会決勝に続き、智弁学園が大阪桐蔭に勝利しました。

智弁学園・山下主将は「立ち上がりで試合の半分くらいが決まると思っていました。もう1回、秋のようなつなぐ野球で勝ちきろうという気持ちでやっていた。今日は初回から積極的にいけたので良かったと思います」

智弁学園は27日に広島新庄との2回戦に臨みます。

写真:日刊スポーツ/アフロ