姫野「自分に合格点」ラグビー王国デビュー
26日、ニュージーランド・ダニーデンで行われたスーパーラグビー・アオテアロア第5節。2019年W杯日本代表で、今季からハイランダーズに加入した姫野和樹選手(26)が新天地でデビューを果たしました。
姫野選手は後半9分、7-24とチームが劣勢の中、登場。すると後半19分、味方のタックルに素早く反応し、W杯で自身の代名詞ともなった「ジャッカル」を成功させ雄たけびをあげるなど、劣勢のチームを勢いづけます。
さらに試合終盤には相手のタックルを回転しながらかわし、前進するなど存在感を示しました。
しかし、あと一歩及ばなかったハイランダーズ。19-30でハリケーンズに敗北し、姫野選手は初陣を勝利で飾ることはできませんでした。
試合後、姫野選手は、「1年ぶりの公式戦で不安な点も多々あったんですけど、ほんとに自分にフォーカスしてやった結果、自分らしいプレーができたなと感じてます」とし、「今日に関しては自分に合格点をあげたい」とデビュー戦を振り返りました。
さらに、改めて海外挑戦の意義について、「『力の証明』です。日本人選手としての力の証明、そして自分の力の証明というところが自分の一番得たいもの。今後ラグビーを日本になくてはならないものにするためにも、海外で日本人がこれだけやれるんだと証明できれば、もっともっと日本人の誇り、ラグビー人口にもつながる。子供たちも夢をより持てることにつながる。現役選手にも“自信”をニュージーランドから発信したい」と力強く語りました。
自身の体の状態が「すごくいい感じ」という姫野選手。「自然がたくさんがあって時間がゆっくりな感じがする。ゴルフをやったりとか、ハイキングに行ったりとか、すごく毎日楽しんで過ごしてます」と、ニュージーランドでの生活について語り、私生活の充実ぶりも明かしました。今後のさらなる活躍から目が離せません。