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明豊4強 ロッテ藤原以来の先頭打者HR

2021年3月29日 20:43

29日、選抜高校野球の9日目、第3試合で智弁学園(奈良)対明豊(大分)の試合が行われました。

明豊OBにはソフトバンク・今宮健太内野手(29)やヤクルト・濱田太貴外野手(20)、智弁学園OBには巨人・岡本和真内野手(24)、巨人・廣岡大志内野手(23)と、26日に開幕したプロ野球で活躍している選手を輩出している名門対決となったこの一戦。

両チームともにエースが先発する中、1回表にいきなり試合が動きました。明豊の主将・幸修也選手が智弁学園のプロ注目、西村王雅投手から2017年センバツ決勝の藤原恭大選手(大阪桐蔭・現ロッテ)以来となる先頭打者ホームランを打ち、先制します。更に明豊は3回、5回にも2点ずつを追加し、5-0とリードする展開。

対する智弁学園は、5回裏に5番・三垣飛馬選手のタイムリーで1点を返し、反撃ののろしをあげます。続く6回裏には満塁のチャンスを作ると、押し出し四球などで2点を追加し、5-3と明豊に詰め寄ります。

更に2アウト1、3塁のチャンスで4番・山下陽輔選手がレフトの頭上を越すような大きな当たりを打ちますが、ここは明豊のレフト・阿南心雄選手がフェンスに激突しながらキャッチするファインプレーでピンチを脱します。

阿南選手はすぐに立ち上がることができず、球場は静まり返りますが、グローブを突き上げ、キャッチをアピール。これにはベンチ、観客も拍手で盛り上がります。

2点差に迫られた明豊は、8回に簑原英明選手のタイムリーで貴重な6点目を奪うと、その後は1点を返されたものの、堅い守りで要所を抑え、6-4で近畿王者・智弁学園に勝利しました。

智弁学園は初戦で大阪桐蔭を撃破するなど、16年以来5年ぶりのセンバツ制覇を目指していましたが、明豊投手陣を9回まで毎回走者を出し、攻め立てたものの、あと一本が出ませんでした。

明豊は31日に行われる準決勝で中京大中京(愛知)と対戦します。

写真:日刊スポーツ/アフロ

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