田中希実が1000m貫禄Vで100万円獲得 パリ五輪への手応えも口に
1000mで優勝した田中希実選手(左)
◇陸上 リポビタン Sports MIDDLE DISTANCE CIRCUIT in TOKYO 2023(21日、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場)
国内トラック・レース最高となる優勝賞金100万円が定められている今大会。GP女子1000mでは、田中希実選手が自身の日本記録に迫る2分39秒49の好タイムで優勝を果たしました。
レース前には緊張しているエスコートキッズの女の子と目線を合わせて話しかけるなど、笑顔も見せていた田中選手。それでもトラックに入ると表情を一変、真剣なまなざしでスタートを切ります。
スタート直後は集団走で様子を見ていましたが、400m過ぎで先頭に立つと残り200mで一気にスパート。他の選手を引き離し、トップでフィニッシュしました。タイムは自身の日本記録(2分37秒33)に約2秒差と迫る2分39秒49。走り終えて座り込む選手もいるなか、立ったまま涼しい表情を見せるなど強さを見せつけました。
レース後には「ラスト200mでさらなるスパートができないと世界では通用しなかったりする。苦しさに負けずに走り切れたのは良かったと思います」と、世界を意識した自身の走りを冷静に分析。
また中距離では今シーズンラストレースと位置づけていた田中選手。「安定して2分40秒を切れている。来年以降の1500mや5000mのラストにもつながるんじゃないかなという手応えは得られました」と、来たるパリ五輪シーズンへ向けた収穫を口にしました。
優勝賞金100万円の使い道については、「次世代に向けたプロジェクトを運行していく。来年以降、今回の分を投資していきたい」とコメント。将来を担うアスリートの“成長機会”に充てるという意思を明かしています。
【大会結果】
1位 2分39秒49 田中希実(New Balance)
2位 2分41秒19 木村友香(積水化学工業)
3位 2分43秒30 川田朱夏(ニコニコのり)
国内トラック・レース最高となる優勝賞金100万円が定められている今大会。GP女子1000mでは、田中希実選手が自身の日本記録に迫る2分39秒49の好タイムで優勝を果たしました。
レース前には緊張しているエスコートキッズの女の子と目線を合わせて話しかけるなど、笑顔も見せていた田中選手。それでもトラックに入ると表情を一変、真剣なまなざしでスタートを切ります。
スタート直後は集団走で様子を見ていましたが、400m過ぎで先頭に立つと残り200mで一気にスパート。他の選手を引き離し、トップでフィニッシュしました。タイムは自身の日本記録(2分37秒33)に約2秒差と迫る2分39秒49。走り終えて座り込む選手もいるなか、立ったまま涼しい表情を見せるなど強さを見せつけました。
レース後には「ラスト200mでさらなるスパートができないと世界では通用しなかったりする。苦しさに負けずに走り切れたのは良かったと思います」と、世界を意識した自身の走りを冷静に分析。
また中距離では今シーズンラストレースと位置づけていた田中選手。「安定して2分40秒を切れている。来年以降の1500mや5000mのラストにもつながるんじゃないかなという手応えは得られました」と、来たるパリ五輪シーズンへ向けた収穫を口にしました。
優勝賞金100万円の使い道については、「次世代に向けたプロジェクトを運行していく。来年以降、今回の分を投資していきたい」とコメント。将来を担うアスリートの“成長機会”に充てるという意思を明かしています。
【大会結果】
1位 2分39秒49 田中希実(New Balance)
2位 2分41秒19 木村友香(積水化学工業)
3位 2分43秒30 川田朱夏(ニコニコのり)