◇レスリング世界選手権(日本時間21日、セルビア)

レスリング50キロ級の須崎優衣選手が、去年の決勝で対戦したモンゴル選手に勝利し、世界選手権優勝を果たしました。

開始直後は、両者譲らぬ攻防を繰り広げます。須崎選手は相手が少し体勢を崩した直後に片足タックルを仕掛けるとここから試合の流れを一気に引き寄せます。

相手がさらに体勢を崩したところで、左足をつかみ背後に回ると開始約50秒で2ポイントを先制します。

そして、相手の両足をつかむと、ローリングで一気に点数を重ね10点差をつけるテクニカルフォール。強敵相手に、東京オリンピック金メダリストの貫禄を見せつけ、世界選手権優勝を勝ち取りました。

日本選手は、50キロ級の須崎選手に加えて、57キロ級の櫻井つぐみ選手、65キロ級の尾崎野乃香選手、76キロ級の鏡優翔選手の計4人が優勝し、メダルラッシュとなっています。なお、この大会でオリンピック階級を制した須崎選手、櫻井選手、鏡選手は、パリオリンピック代表入りが内定しました。