内村航平 大技成功で東京五輪へ一歩前進
16日、群馬県の高崎アリーナで行われている体操・全日本選手権の種目別トライアウト・鉄棒に、4大会連続での五輪出場を目指す内村航平選手が出場しました。
鉄棒に絞って東京五輪を目指している内村選手。今大会の予選・決勝、5月のNHK杯、6月の全日本種目別選手権の予選・決勝の計5演技で代表選考が行われます。
ミスの許されない選考レースの初戦。内村選手は冒頭、抱え込みで2回転しながら2回ひねるH難度の大技ブレットシュナイダーを完璧に成功させます。
その後もG難度のカッシーナ、E難度のコールマン、D難度のヤマワキと離れ技を次々と成功させた内村選手。最後の着地は「ぎりぎり立てた」と語るようにわずかに一歩動いてしまいましたが、得点は15.166。出場選手で唯一の15点台となり、世界選手権金メダルを上回る高得点をマークし、1位で決勝進出を決めました。
演技を終えた内村選手は、「点数的にも内容も全然納得していない。決勝では今日よりは良い演技をしたい」と高得点にも満足せず、決勝への意気込みを語りました。
写真:西村尚己/アフロスポーツ