今年に入り、８戦４勝と大ブレーク中の稲見萌寧選手（２１＝都築電気）が２９日、パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント（３０日～、千葉・浜野ＧＣ）の前日会見に臨み、２週連続優勝がかかる今大会へ、「心は疲れているけど、睡眠は取れているので大丈夫」と語りました。

２０１９年もこの大会に出場し、５位だった稲見選手は、「いいイメージはあります。上位争いは伸ばし合いのイメージ。スタートダッシュで遅れると焦るので、初日にスコアを出すことが大事だと思います」と、前回大会の経験を踏まえ意欲を見せました。

１８歳でプロテストに合格し、２０１９年には１９歳で国内ツアー初優勝。２０２１年に入り８戦４勝と一気にブレークした２１歳は、「『すごい』と自分でも思うけど、自分が４勝できている感覚がなくて、勝てた驚きの方が大きくて、全てがそれなりに頑張ってくれているのが心の余裕につながっている。上位でずっと戦いたい思いがあるので負けず嫌いさとうまくハマっているのかなと思います」と、ブレークの要因を冷静に語りました。

最近の活躍に周囲からの注目も高まっているそうで、「勝つと次（の大会）が予選通ったくらいの順位だと『残念だったね』と言われるので、勝つとみなさんのハードルが上がるのかなと思うけど、注目を浴びているのはうれしいことなので、負けずに常に上位で戦えるように頑張りたい」と更なる飛躍を誓いました。

写真：日刊スポーツ／アフロ
※写真は今年４月ＫＫＴ杯バンテリンレディス時