寺田明日香 歓喜の日本新記録、娘の目に涙
29日、第55回織田幹雄記念国際陸上競技大会がエディオンスタジアム広島で開催され、女子100メートルハードルで寺田明日香選手が12秒96で優勝しました。この記録は寺田選手自身が2019年9月に打ち立てた日本記録を0.01秒更新する好タイムです。
予選も全体トップの13秒25で通過した寺田選手。決勝ではレース序盤からぐんぐん加速すると、ライバルたちを寄せつけることなくゴール。速報値では日本記録タイの12秒97が表示され「惜しい!」と悔しそうな表情を見せましたが、正式時計で12秒96が表示されると、跳びはねて歓声をあげました。
すぐさま観客席にいた娘・果緒ちゃんを呼び寄せ、一緒に記念撮影。果緒ちゃんの目からは涙が溢れました。
レース後は、「0.01秒でも自己ベスト、日本記録を更新できたのは良かった」とコメント。しかし「私の第一目標は12秒84(五輪参加標準記録)という記録なのでそこを更新できるように頑張りたいと思います」と、まだまだ上を目指す姿勢を見せました。
写真:西村尚己/アフロスポーツ