４日、プロ野球・西武対オリックスがメットライフドームで行われました。

勝てば４位に浮上する西武は２点を追う５回。１点を返しなおも１アウト満塁のチャンスで、８番・愛斗選手がレフトへ２点タイムリーツーベースを放ち西武が５対４と逆転に成功します。

その後、リードを２点に広げた西武でしたが、８回。ノーアウト一塁の場面で、オリックスが右打ちの８番・若月健矢選手の代打に、左打ちのＴー岡田選手を送ります。これに対して西武は右投手の６番手・宮川哲投手から左投手の７番手・小川龍也投手に変更。するとオリックスは代打の代打で右打ちのロメロ選手を打席へ送ります。するとロメロ選手が小川投手のスクリューをとらえ、第１号同点２ランホームラン。試合は６対６の同点となります。

そのまま同点で迎えた９回表、西武は８番手のギャレット投手がマウンドへ。しかしオリックスの３番・吉田正尚選手の打球が左膝付近に直撃し緊急降板すると、西武は９番手として昨日１軍合流の森脇亮介投手をマウンドへ送ります。１アウト満塁とピンチを広げるも「８回から準備をしていたので、あの場面も慌てることなくマウンドに行くことができました」と、ダブルプレーに打ち取ります。

すると９回裏。今度は西武の先頭バッター・呉念庭選手の打球が、この回からマウンドに上がったオリックスの７番手・能見篤史投手に直撃します。能見選手は打球を処理して１アウト目を奪い、そのまま続投します。西武は２アウト二、三塁とサヨナラのチャンスを作り、打席にはキャプテン・源田壮亮選手。４球目のシュートを打つと緩いセカンドゴロとなり、源田選手はファーストにヘッドスライディング。判定はアウトとなるも、きわどい判定に西武の辻発彦監督がリクエストを要求。リプレイ映像が場内に映し出されましたが、スライディングよりファーストの捕球がわずかに早く、判定は変わらず試合終了となりました。

両チーム合計２６安打・１６投手が登板した３時間５８分の大熱戦は、６対６の引き分けに終わりました。９イニングの試合で両チーム合わせて１６投手（西武は９投手、オリックスは７投手）の登板は、両チームの合計最多登板人数のプロ野球新記録となりました。

試合後、辻発彦監督は「いろいろ出し切りました。（選手は）本当によく頑張ってくれました」とコメントしました。