阿部詩&渡名喜風南 五輪前最後の実戦でV
◆柔道グランドスラム・カザン大会1日目(現地時間5日・ロシア)
女子52キロ級で東京五輪代表に内定している阿部詩選手(20)が、圧倒的な強さを見せました。
五輪前最後の実戦となった今大会。阿部選手は相手の反則負けを含め、初戦から3試合連続で一本勝ちをおさめ、決勝まで勝ち進みます。迎えた決勝ではフランスの選手に対して、豪快な投げ技で技ありを奪うと、その後、寝技で相手を抑え込み、合わせ技一本。今年3月のグランドスラム・タシケント大会(ウズベキスタン)に続き、優勝を果たしました。
そして、女子48キロ級で東京五輪代表に内定している25歳の渡名喜風南(となき・ふうな)選手は決勝、ロシアの選手を寝技で抑え込み、試合時間わずか51秒で勝利。こちらも出場全4試合で、オール一本勝ちをおさめ優勝。東京五輪へ弾みをつけました。
■写真:アフロ(写真は2020年2月)