上野由岐子2回無失点も「納得がいかない」
8日、群馬県高崎市の宇津木スタジアムで、第54回日本女子ソフトボールリーグ第5節が行われました。東京五輪代表に内定しているビックカメラの上野由岐子投手(38)が、戸田中央総合病院戦で6回からマウンドに上がり、2回を投げ無安打2奪三振無失点の好救援で勝利に貢献しました。
4月4日の試合で登板中に右脇腹を痛め、全治3週間の肉離れと診断された上野投手。それから約1か月ぶりの登板となった前日に続き、この日も2日連続でマウンドに上がります。
上野投手は1点リードで迎えた6回から登板。この日の最速115キロのストレートと、打者のタイミングを巧みに外すチェンジアップを織り交ぜ、緩急を付けた投球で、2回を無失点に抑えました。
試合後、上野投手は「肉離れの痛みの影響はほとんど無い。前日はチェンジアップが全然決まらなくて苦しいカウントになったが、今日はしっかり修正できた。状態は良い」とケガからの順調な回復ぶりを語りました。
一方で、「ストレートは入れたいコース、イメージと一致しない。投げたいところに投げられていない。全然納得がいかない」と満足はしておらず、「試合で投げながら調整していけたら」と話しました。
打っては同じく東京五輪代表に内定している山本優選手、市口侑果選手、内藤実穂選手にホームランが飛び出すなど、打線が奮起し8-3でビックカメラが勝利しました。
ビックカメラは9日、同会場でデンソーと対戦します。