涙のメジャー初V西村 母の日「恩返し」
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「母の日」である5月9日(日)、2021年の女子ゴルフ国内メジャー初戦、ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップの最終日が茨城ゴルフ倶楽部・東コースで行われ、西村優菜選手が14アンダーで国内メジャー初優勝を飾りました。
首位と3打差の2位タイから最終組でスタートした、2000年生まれの20歳・西村優菜(ゆな)選手。出だしの1番でバーディーを奪い、幸先の良いスタートを切ります。
その勢いで3番でも、4メートルのバーディーチャンスを沈め、この日2つ目のバーディー。しかしパー3の6番では、ティーショットでグリーンを捉えきれずボギーとなりますが、直後の7番では5メートルのバーディーパットを決め、前半だけで3バーディー、1ボギーと順調にスコアを伸ばします。
優勝を意識し始めたという後半ホール。「強い気持ちでプレーしようと心がけた」と気を引き締め、迎えた12番、13番で連続バーディーを奪うなど、この日5つスコアを伸ばし、トータル14アンダーで国内メジャー初優勝を果たしました。
「母の日」優勝となった西村選手はインタビューで「この日に勝てたのはすごくうれしい。自分のゴルフにずっとついてきてもらって、(お母さんには)犠牲になっているものがたくさんあると思う。その感謝の気持ちを結果で恩返しできてうれしい」と涙しながら、母への感謝を述べました。
去年プロデビューし、国内メジャーは今大会で4戦目。2000年8月4日生まれ、20歳の西村選手が同世代で初めてメジャーを制覇しました。