“新主将”石川祐希「選手の良さ引き出す」
バレーボール男子日本代表の石川祐希選手(25=ミラノ)が17日、オンライン取材に応じました。
2021年度、代表チームのキャプテンを務める石川選手は「僕自身がキャプテンをやりたいと思っていた。若いメンバーが増え、刺激を与えることが必要。選手たちの良さ、強さを引き出せるキャプテンになれるよう取り組んでいきたい」と、大役への決意を語りました。
石川選手は現在、イタリアのセリエAでプレーしていますが、選手間では東京五輪の話題も出ると言います。
「日々状況が変わる中で五輪ができるのか、できても無観客なのか観客ありなのか、海外からの入国を拒否するのかなどいろいろな話はした。社会あってのスポーツなので、人々の健康だったり安全だったりが最優先されるべきだと思っている。それがクリアされれば僕も五輪で活躍してたくさんの人に恩返ししたいし、海外の選手も同じ思いだと思う」と、大舞台を控えた今の心境を明かしました。
その五輪前最後の国際試合となるネーションズリーグ(28日~イタリア)に臨む石川選手。本番を見据えた重要な大会へ向け「五輪では最低でも予選突破をしなければいけないと思っている。五輪で予選を突破できるのは8チームなので、8位以内を目指すのが絶対条件になってくると個人的には考えている。『もう一度気を引き締めて、チームとしてやっていこう』という話をした。目指している“個人技で勝てるチーム”になっていくためにはいい経験になると思っている。結果も求めつつ個人の成長もしていける大会にしていけたら」と、前哨戦への意気込みを力強く語りました。