バスケの“スーパー中学生”白谷柱誠ジャックの強さの秘密 全国大会では1試合で54得点 「ワタナベ」と呼ばれる練習とは
■“ワタナベ”と呼ばれる練習とは? 「空中で体勢かえたり、手を入れ替えたり...」
現在、白谷選手の身長は、196センチで足のサイズは、驚異の33センチ。中学校では授業中はいつも、足がおさまらず机から出ているといいます。
放課後には体育館に向かい、“裸足”でのトレーニング。18種類を40分間をかけて行います。裸足の理由を聞かれた山崎修監督は、「足の裏をしっかり使おうとか、指先をしっかり使おうとか」と地面をしっかり足の指でつかむ癖がついて足裏の感覚が鋭くなると説明。大きい体を使いこなし、力強さと技術で得点を量産しています。
さらに取材を重ねると、「ワタナベ」と呼ばれる練習メニューを行う姿がありました。「ワタナベ」とはゴール下に棒を持ったディフェンスが立ち、ブロックを受けながらシュートする練習。元NBA選手で現在は千葉ジェッツで活躍する渡邊雄太選手が教えてくれたものとのことです。
山崎監督は、「渡邊雄太が一緒にジャックたちと練習してくれて、アメリカに行って練習していたような、個人的なスキルをいろいろ教えてもらった」と明かしました。
白谷選手は、「ワタナベ」について「ゴール下に相手がいることを想定しながら、空中で体勢かえたり、手を入れ替えたりしてます。ドライブいったときの(ディフェンスの)よけ方だったり、スキルがうまくなった」と練習の成果を実感しているようでした。
■支える母への恩返しへの思い
そんな白谷選手の支えとなっているのが母の桂子さんです。
栄養価が考えられた母の食事のおかげもあり、小学校でバスケを始めてからの4年間で身長は40センチもアップ。
食事に限らず、大会には5時間運転して応援にかけつけることもあるという母の桂子さんに、白谷選手は「いつかは恩返ししたい」とNBAの舞台に立つことを目標に掲げています。
(1月11日放送 日本テレビ「Going! Sports&News」を再構成)