ロシアからフランスへ登録変更「出身によってヘイトの対象になるべきではない」もともとフランス国籍所有の東京五輪ROC代表
東京五輪、自転車ロード男子ロードレースにROC(ロシアオリンピック委員会)として出場したパベル・シバコフ選手(24)が、UCI(国際自転車競技連合)に競技者としての登録をロシアからフランスに変更するよう要請し、承認されたことが明らかになりました。
シバコフ選手は両親がロシア人ですが、フランスで育っていて、ユーロスポーツなどによりますと、2017年以降にフランス国籍を取得していたということです。パリ五輪へはフランス代表として出場を目指すことになります。
シバコフ選手はロシアのウクライナへの軍事侵攻が始まった後、先月26日に自身のツイッターで「出身によってヘイトの対象になるべきではない」と述べていました。
シバコフ選手は2024年のパリ五輪に向けて、もともとフランス代表に変更する予定だったと海外メディアに語っていますが、今回のロシアによる軍事侵攻でその決断が早まったといえます。
▽シバコフ選手のTwitterより
いま起こっていることを目にするのはとてもつらい。
まず最初に私は戦争には断固反対です。ウクライナで起きていることが信じられないし、ウクライナの人々に思いをはせています。
二つ目に、みなさんに分かって欲しいのは、大半のロシア人は平和を望んでいるし、いま起きていることを願ったこともないでしょう。
出身によってヘイトの対象になるべきではないと思います。いまこうしてつづったところで、いま起きていることになんの助けにもならないと思いますが、共有したかった。