イタリア・ローマで開催されたスケートボード・ストリートの世界選手権で２大会ぶり２度目の優勝を果たした西村碧莉選手（１９）が７日、オンラインで会見に応じました。

スケートボードのストリートは街中にあるような手すりや縁石を模した障害物が配置されたコースで行われ、その障害物を使った技の完成度で得点を争う競技です。

西村選手は６日の決勝で、後ろ向きで入りながら板の先端をレールにかける大技・ハーフキャブノーズスライドを決めるなど１４．７３点で優勝し、会見では「本当にうれしい気持ちでいっぱい」と笑顔を見せました。

また、１４．１７点で２位となった西矢椛選手（１３）について、「表彰式の時に椛もすごく悔しがっていて、次は勝つみたいなことを言われた」と明かし、「他の子に負けないように頑張っていきたい」と意気込みました。

この大会で、東京五輪出場を確実なものとした西村選手。東京大会から新採用となるスケートボードで、五輪の初代女王を目指す西村選手は「東京五輪まであまり時間はないが、少しでも成長した滑りができるように」とさらなる成長を誓いました。

写真：ＡＦＰ／アフロ