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西武・栗山が快挙 20年目で2000試合

2021年6月12日 22:35
西武・栗山が快挙 20年目で2000試合

12日、メットライフドームで行われた西武対中日。3番・指名打者でスタメン出場した西武の栗山巧選手が、史上52人目となる通算2000試合出場を達成しました。

今シーズンでプロ20年目の栗山選手は、2001年ドラフト4位で西武に入団。3年目の2004年9月24日の近鉄戦で「9番・左翼」でプロ初出場、初安打を記録しました。これまで最多安打1回(08年)、ベストナイン4回(08、10、11、20年)、ゴールデングラブ(10年)を獲得するなど、長年西武の顔として活躍してきました。

試合開始直前、西武のベンチ前では「栗山さんの通算2000試合に花を添えるために勝とう」と気合の円陣。すると初回。ノーアウト3塁2塁のチャンスで、4番・呉念庭選手がタイムリー内野安打を放ち先制します。さらに満塁のチャンスで6番・スパンジェンバーグ選手がタイムリー3ベースを放つなど、打者10人の猛攻で一挙6点を奪います。

栗山選手は5回の第3打席。中日の2番手・橋本侑樹投手の投じた148キロのストレートを弾き返し、レフトへのツーベースヒットでチャンスを演出。その後、5番・山川穂高選手の犠牲フライでチーム7点目のホームを踏みました。

5回終了時で試合が成立したため、栗山選手は史上52人目となる通算2000試合出場を達成。「達成した実感はあまりなかった」と、いつもと変わらずクールな表情で記念ボードを受け取っていました。試合は西武が中日に7対3で勝利し、栗山選手の快挙に花を添えました。

通算2000試合出場について栗山選手は「こうしてメットライフドームのファンの前で節目の記録を迎えることができたことをうれしく思います。1試合1試合サポートしてくれた皆さんに感謝したい」とコメント。試合開始直前の円陣については「ちょっとこそばゆい感じがしましたけど、うれしかった」と語りました。

西武の辻監督は「俺は1500試合ぐらい(1562試合)しか出てないから、2000試合はすごい。高校から入ってきて今年20年目。コツコツと積み重ねてきた数字が2000という数字。本当にこれはすごい数字だと思う。もう少しすれば2000本も達成できるので、ライオンズのレジェンドになる」と称賛していました。

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