◇プロ野球セ・パ交流戦　ソフトバンク-巨人(11日、PayPayドーム)

開幕前に右肘の張りでチームを離脱し、この日今季1軍初登板に臨んだ巨人・菅野智之投手。

初回、2回はランナーを背負いますが、得点は許さず。3回には2アウト1塁から2者連続でストレートの四球を出し、満塁のピンチを迎えますが、ソフトバンク・柳町達選手をサードライナーでアウト。苦しい展開も無失点で切り抜けます。

4回は死球とヒットで、2アウト2、3塁のピンチ。ソフトバンク・中村晃選手にレフトへのタイムリーヒットを打たれ、2点のリードを許しました。

それでもその直後の5回、巨人打線が奮起。丸佳浩選手の7号ソロホームラン、秋広優人選手のタイムリー、岡本和真選手の犠牲フライで3点を奪い逆転に成功。

菅野投手は5回を三者凡退に抑え、勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りました。今季1軍初登板となったこの日は、5回93球、被安打4、4奪三振、4与四死球。2失点のピッチング。

試合中、阿波野秀幸投手チーフコーチは「菅野が1軍に戻ってきて投手陣の柱として今日は好投してほしいし、これまで携わってきた2軍首脳陣も喜んでもらえるように頑張ってほしい」とコメント。チームの勝利のため、試合を作る先発の役割を果たしました。