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新体操20歳喜田と19歳大岩が初五輪切符

2021年6月21日 13:30
新体操20歳喜田と19歳大岩が初五輪切符

20日に群馬県高崎アリーナで行われた新体操個人総合の東京五輪代表選考会最終日。香川県出身・20歳の喜田純鈴選手と千葉県出身・19歳の大岩千未来選手がともに初の五輪切符を獲得。2大会連続出場を狙ったリオ五輪代表・皆川夏穂選手は出場を逃しました。

特別強化指定選手の3選手が代表2枠を争った今回の選考会。2日間で個人総合の4種目を2度実施し、合計得点の高かったほうのスコアを比較し、3人とも19日のスコアが高く、1位は97.350の喜田選手、2位は96.950の大岩選手、3位は90.750の皆川選手となりました。

パーソナルベストの97.350点をマークした喜田選手は、試合後の会見で「ここに来るまですごくつらいこととかいろいろあったので、その中で五輪の権利を獲得できたのは周りの方のおかげ。五輪に出場するという形でお返しでき、うれしい。五輪の舞台で『自分の演技をする』ということが1番の目標。そのあと決勝に残れたりすればすごくうれしい。まずは自分がやりきったと思える演技をしたい」と涙ながらに語りました。

2日連続で96点台後半の高得点をマークした大岩選手は「W杯が終わってからの代表選考会までの2週間はすごくきつかった。2日間4種目ずつは、今までにやったことがなくて、すごくきつくて大変な戦いだった」とW杯シリーズから選考会までの連戦を振り返りました。

また「ミスは少し出たけど代表になれてうれしい気持ちでいっぱい。やっぱり自分がつかんだ五輪出場枠なので、代表選考会でもしっかり代表を決めるという強い気持ちは誰よりもあったと思います。結果はあまり気にせずに、見ている方たちに感動してもらえる演技ができるように頑張りたい」と代表内定の喜びと東京五輪への意気込みを語りました。


写真:西村尚己/アフロスポーツ