レスリング高谷惣亮 「壁なんかない」
8日、レスリングの男子フリースタイル86キロ級で東京五輪代表の高谷惣亮選手がオンラインでの取材に応じました。
2012年のロンドン五輪、2016年のリオ五輪に続き、3大会連続のオリンピック出場となる高谷選手。3回戦敗退と悔しい思いをしたリオ五輪では、「リオ終わったあとに、現地に弟(大地選手)が来ていたんですけど、弟に“俺がとれなかったメダルはお前がとらなあかん”と言って、“東京頼んだわ”って、けっこう感動的な感じで背中を押したんですけど」と一時は現役引退を考えたと言います。
それでも、過去2大会で出場していた74キロ級から86キロへ階級を上げ、東京五輪出場を決めた高谷選手。その裏には弟・大地選手の献身的なサポートがありました。
「弟は東京オリンピック出たかったと思うんですけど、ギリギリ出ることができなくて。でも僕のサポートということで、一生懸命食事に関してや、メンタルのサポート、ウオーミングアップパートナーとしても僕のために動いてくれているので、本当にそこには感謝しています」
さらに高谷選手は、五輪に向けて「日本の有利は軽量級と言われているなかで、やはり重量級はかなりレベルが高いところがあるので、そのなかで自分が勝つことで本当に“壁”なんかないと証明したい」と意気込みました。