陸上女子5000m 田中希実は予選敗退
◇東京五輪 大会8日目、7月30日、陸上・女子5000m予選、国立競技場
30日、東京五輪の陸上女子5000mの予選が行われ、日本からは廣中璃梨佳選手、萩谷楓選手、田中希実選手が出場しました。
2組目に登場した田中選手は、序盤から集団前方でレースを進めます。しかし、ラスト200mからの切り替えに対応できず、14分59秒93の6着。決勝進出が期待された田中選手は予選で姿を消すこととなりました。
日本勢では廣中選手が決勝進出を決めました。田中選手、萩谷選手は予選で敗退となったものの、3選手とも自己ベストを更新しました。
田中選手は、8月2日に行われる1500m予選に出場予定です。
以下、試合後の田中希実選手のコメント。
――予選を振り返って
「ラストの(ペースの)上がりに全然対応できなかったのは悔しい」
――序盤はスローペースになった。どんなことを考えていたか
「(ライバルたちは)ラストの(ペースの)上がりだけで勝負するつもりだろうと思った。今までやってきたラスト(スパート)がどこまで通用するかを確認したかったので、現状が知れて良かった」
――自己ベストをマークしたが、決勝進出はならなかった
「すごく悔しい。15分を切れば決勝進出の可能性は高いと思っていたが、そこまで世界のレベルが上がっているということなので、もう一回出直したい」
――次の1500mに向けて
「せっかくの舞台なので、1500mでも自己ベストを狙っていきたい」
写真:松尾/アフロスポーツ