寺内が決勝へ「生き様が反映される演技を」
自身6度目の五輪となる飛び込みの寺内健選手(40)。3日の板飛び込み準決勝で全体7位に入り、同種目で2008年北京大会以来の決勝進出を決めました。同日午後の決勝へ「生き様が反映されるような演技を見せられたら」と強い決意を見せました。
◇東京五輪・大会12日目・男子板飛び込み準決勝(8月3日、東京アクアティクスセンター)
自身6度目の五輪となる寺内健選手(40)が準決勝で全体7位に入り、上位12人による決勝に進出しました。
予選を10位で通過していた寺内選手は、3回目に74.25点、5回目に76.50点の高得点をマークし、合計424.50点。同種目で2008年の北京大会以来となる決勝進出を果たしました。
寺内選手は演技を振り返り、「朝の練習で少し体の動きが悪い、少し疲労が残っている感覚があって少し不安ではあった。ただ、丁寧に飛ぼうと、その一心で準決勝6本を飛んだ」と、コンディションが整わない中での準決勝だったことを明かしました。
板飛び込みの過去最高成績は8位入賞(00年のシドニー大会、04年のアテネ大会)。「点数はもちろん取れるだけ取る。審判から10点もらえるような、自分の持ち前である美しさ、そして感動的なパフォーマンスを目指して、生き様が反映されるような演技を見せられたら」と強い決意を語った寺内選手。一つでも上の順位を目指し、同日の午後3時から行われる決勝に臨みます。
写真:アフロ ※写真は2日の予選より