明徳義塾・森松幸亮のサヨナラ打で初戦突破
◆第103回全国高校野球選手権大会1回戦(阪神甲子園球場・15日) 明徳義塾(高知)3-2県岐阜商(岐阜)
優勝経験のある両チームの対戦となったこの試合は、1点を争う好ゲームとなりました。
明徳義塾は、同点で迎えた6回ウラに4番・加藤愛己選手の同点タイムリー。続く5番・代木大和選手の犠牲フライで、2-1と逆転に成功します。
1点を追う県岐阜商は、8回表に3番・松野匠馬選手のこの試合2本目のタイムリーで、2ー2の同点に追いつきます。
そして試合は9回ウラ明徳義塾の攻撃。2アウト2塁の場面で、3番・森松幸亮選手が、センターオーバーのサヨナラタイムリーで試合に決着をつけました。
殊勲打の森松選手は「1打席目から最終打席まで自分のバッティングができていなくて、最後監督さんに『ここに何しに来たんや』と言われて、自分の気持ちが入って打てた1本だと思います」と、サヨナラの場面を振り返りました。
春のセンバツにも出場した明徳義塾ですが、1回戦で仙台育英(宮城)に完封負け。「全員で『甲子園の借りは甲子園で返そう』と言って練習してきたこの4か月間」と、春の悔しさが夏の勝利につながったと森松選手は話しました。
明徳義塾は、2回戦でドラフト候補の風間球打投手を擁する明桜(秋田)との対戦。次戦に向け森松選手は、「これからもっともと上に勝ち上がっていけるように、一戦必勝でチーム全員で戦っていけたらいいなと思います」と、意気込みを語りました。
■大会3日目の結果
第1試合 明桜(秋田) 4-2 帯広農(北北海道)
第2試合 明徳義塾(高知) 3-2 県岐阜商(岐阜)
第3試合 神戸国際大付(兵庫) 2-1 北海(南北海道)
第4試合 高川学園(山口)7-6小松大谷(石川)
写真:日刊スポーツ/アフロ※写真は春のセンバツ時に撮影したもの