◆２日、東京パラリンピック大会１０日目、車いすテニス男子シングルス準決勝　国枝慎吾２－０Ｇ・リード（英国）、東京・有明テニスの森

パラリンピックで２大会ぶりの金メダルを狙う国枝慎吾選手（３７）が２日、決勝進出を決めました。

準決勝でリオ金メダルのＧ・リード選手をストレートで破り、「当然メダルがあるか無いかというのは大きな違いがありますけど、それ以上に今日は自分のプレーを本当に１００％出し切れた。今年に入ってから結構モヤモヤしたものがずっと続いていたので、ようやく今日この日に１００％出し切ったなと思います」と、晴れやかな表情を見せました。

大会前に「人間の無限の可能性を感じてもらえることを願っています」と語っていた国枝選手は、「この競技の魅力を本当に一人でも多くの方に知ってもらいたいですし、僕だけじゃなくライバルの選手もすごくいいプレーヤーがたくさんいる。一人でも多くの方々に『車いすテニスをこれからも見たいな』と思ってもらうことが最大の目標なので、今日のプレーはそれに近づいたんじゃないか」と、充実感をにじませました。

シングルスでは、金メダルを獲得した２０１２年のロンドン大会以来、２大会ぶりのメダルとなる銀以上を確定させ「半分以上夢はかなっているが、金メダルをとって全てを手に入れたい」と、３つ目の金メダルへ決意を語りました。


写真：アフロスポーツ