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飛込・荒井祭里「やるしかない」5連覇

2021年9月18日 22:25
飛込・荒井祭里「やるしかない」5連覇

飛込の日本選手権で18日、女子10m高飛込の競技が行われ、東京五輪に出場した荒井祭里選手が優勝。5連覇を達成しました。

「5連覇の実感はないけど本当にうれしい」と試合後、ホッとしたような笑顔を見せた荒井選手。5本で争う決勝の4本目を飛び終わったとき、荒井選手は2位で首位との差は14.75点差でした。「(電光掲示板を)見られたのが4本目の後だったので、『あっ(2位だ)』てなった。(5本目の種目は)ずっと決めてきていたので、やるしかないと思っていて、コーチにも自信を持てと言われて、自信を持って5本目は飛ぶことができたと思います」

その5本目、5253B(後ろ宙返り2回半1回半ひねりえび型)では荒井選手の代名詞ともいえる水しぶきが少ない「ノースプラッシュ」を決め、見事に逆転優勝を決めました。

東京五輪では予選落ちという結果に終わった荒井選手。「五輪は悔しいという気持ちが多かった試合。もっと自分に自信をつけてパリ(五輪)に臨みたいです」と意気込みました。

今後の目標については、「まず(10月の)インカレは、とにかく優勝する。いい点数で良い演技をできるようにしたいと思う。来年は2月に世界選手権の選考会があるので、そこでは優勝して(個人でもシンクロでも)出場権を獲得して、世界選手権でメダルを獲得できるように今から頑張っていきたいです」と語りました。