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ハードル泉谷駿介「脚パンパン」でも大会新

2021年9月19日 23:15
ハードル泉谷駿介「脚パンパン」でも大会新

19日、「学生ナンバーワン」をかけて戦う、陸上の日本学生陸上競技対校選手権大会(日本インカレ)の最終日。東京五輪110mハードル代表で、日本記録(13秒06)保持者の泉谷駿介選手(21・順天堂大)が、自己3番目となる13秒29(追い風1.4m)の好タイムをマーク。大会新記録で優勝し、自身最後のインカレで有終の美を飾りました。

今大会初日(17日)からハードなスケジュールをこなしている、自称“跳躍ハードラー”の泉谷選手。初日には走り幅跳びに出場し、銅メダルを獲得。さらに、4×100mのリレーの予選にも出場しました。

2日目(18日)には、朝から本命種目・110mハードルの予選に出場。午後には、4×100mリレーに登場し、アンカーとしてチームの銅メダル獲得に貢献しました。

大会最終日となった19日は、午前10時10分からの110mハードル準決勝に登場。疲労がたまり、体の状態がきつかったといい、「極限までおさえて」安全なレース運びで決勝進出を決めました。その約4時間後には決勝に登場。「パンパンだった」という両太ももには、テーピングがぐるぐると巻かれていました。

「意識した」というスタートで飛び出すと、疲れを感じさせない圧巻の走りをみせ、トップでフィニッシュ。自己3番目となる13秒29(追い風1.4m)の好タイムをマークし、大会新記録で優勝しました。

レース後、泉谷選手は「体が限界だった」というものの、「これだけのレースをやってきて、最後の1本で13秒2台を出せたということは、しっかりと条件を整えれば、(13秒)1台はコンスタントに出せると思う。しっかりと自信にしたい」と胸を張りました。

今大会、順天堂大学は総合優勝。この3日間を全力で戦い抜いた泉谷選手は、有終の美で、最後のインカレを締めくくりました。