陸上・多田修平「楽しむ」東京五輪へ抱負
東京五輪・陸上男子100mの代表に内定している多田修平選手(25)が5日、会見に臨み、開幕まで18日に迫った大舞台へ意気込みを語りました。
「異例な空気だった」と語る日本選手権を制し、代表内定を勝ち取った多田選手。例年、春先はあまり記録が上がらないといいますが今年は、「冬季練習を終えて、すごくいい感覚で終えられた。今年はすごく自信を持って1つ1つのレースをこなしていくことができた」と、自身の走りに手応えを感じていました。
東京五輪でのレースについては、「日本選手権よりは緊張感もまだ少ないと思います。五輪は初めてで、チャレンジャーとして挑む立場になるので楽しみたいと思っています。ある程度緊張しつつ楽しむということが僕の中で一番できるパフォーマンスなのかなと思う」とコメント。
具体的な目標については、「個人でファイナルというところをずっと4年前から目標に掲げてきたので、まず準決勝でしっかり自分の本来の100%の力を出して、9秒台を出せれば決勝というラインも見えてくると思うので、個人はまずそこを目指していきたい。リレーに関しては1走になると思うので、いいスタートを切って、いい流れをつくって金メダルを獲得できるように頑張れればいい」と力強く決意を語りました。
写真:YUTAKA/アフロスポーツ